かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

また香港政権がやらかした

この香港政権は毎日も騒ぎ出すよね、まるで存在感を示すために毎日なんかやらかしている。

とはいえ、きっかけはイギリス人裁判官ジョナサン・サンプション氏が、香港の最高裁判所裁判官(ゲスト)を辞任し、イギリスの新聞紙Financial Timesで香港の状況を批判する文章を発表したからである。この文章はめちゃ綺麗な英語で香港の状況をダメ出ししたので、香港に興味なくても、英語を勉強する観点としてもおすすめです。(いま確認した時点では有料なんですが、まあどこかで見れるかもしれない…)

さて、色々と説明しないといけませんが、まず「最高裁判所裁判官(ゲスト)」とは、簡単に言えば名前だけの仕事。要は、香港政権が一応外国に自身が「国際的」とアピールするために、莫大なお金で外国籍裁判官を雇っています。しかし彼らは実際大きな仕事はなく、あくまでもゲストみたいな状況です。

しかしながら、「名前」だけでも彼が辞任した、このタイミングで。なぜかというと、上記の文章でも触れましたが、やはりこの前の47人民主派の案件と少しながらも関係しているようです。

 

彼が書いた文章は基本、よく言われていることでなんの新しいこともないが、やはりエリートの発言ということもあり、長年香港で仕事したこともあるから、めちゃ効いてたらしい。なぜかというと、文章が公開されたら数時間後、香港政権が4000字以上の文章で反撃したのです。まあ字数は長いけど、香港政権の文章は論理的でもなく、Chinglishで低俗な英語です、正直読まなくてもよいが、反面教師として読んでも良いかもしれない。興味がある方はネットで探せば見つかります、なにせ香港政権の公式文章なので。

しかし、やらかしたのはここ、香港政権の反撃文章で、うっかりと本音をこぼした:

Anyone who suggested otherwise, no matter what the reasons or motives may be, would be utterly wrong, totally baseless, and must be righteously refuted.

意味としては、「誰だろうと、原因や意図は何であれ、反対意見(suggested otherwise)を述べるなら、それは間違いなく根拠なし、絶対的な間違いで、我々は断然に反撃する」(ちなみに中国語バージョンも同じ)

英語としては低俗ですが(イギリス人はこんな乱暴な英語を使わん)、自分だけが正しいという意見を公然と主張しましたね…どこの独裁者なんだろうね…

これが、「戦狼外交」の正体かもしれない。道理なんてないのですよね