かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

支連会幹部が逮捕

今週の香港では、毎年六四天安門事件の追悼集会を開催した「支連会」のチョー・ハングタング氏らが逮捕されたという。

もう「香港は死んだ」という言葉は何十回も話しました以上、今さらそれを繰り返すのもつまらないだろうけど、今の香港では反対勢力が相次ぐ逮捕され、中共による独裁色が一段と強まっている。そして警察がやりたい放題で、何があればまず「国安法違反」疑いで逮捕を行う。この「国安法」はもはや「逮捕通行証」となり、政権がこれを利用して気に入らない人・団体を弾圧し、これが「法治」だと出張してきたという(これがぼくが去年一番懸念していた最悪のシナリオであり、結局当たったな…)。

急速に悪化していた香港で、今さらこんなこと起きたことも正直驚かないだろうけど、やはり悲しい。1989年以来ずっと追悼集会を開催し、民主を戦った組織がこんなに呆気なく崩壊した。よく香港がまだ「六四天安門事件の追悼集会」が開催できたから言論の自由がある、中国最後の民主の聖地と言われたが、今はもはや死滅していた。自由の花は、果たしてそれでも咲くだろうか。中共が存在している限り、まず無理だろう。

ただ、チョー・ハングタング氏は敢えてこの状況で政権と戦う姿勢は、無謀かもしれないが勇敢の戦士でもある。か弱い女の子をイジメる政権は、果たして正義とも呼ばれるか。今の香港政権に担うすべての人は、悪魔(中共)に魂を売る外道であり、誰一人も許されるべきではない。