かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

香港の移民状況

最近目に入ったのはこのニュースです。果たして1年で9万人は多いか、ということなんですけど、そもそも武漢ウイルスの状況で、国際便がそんなに多くない、移住の人気先であるイギリスでも、1日では多くも2、3便が限界だ。イギリス行きでは毎日ほぼ満員だが、そんなに人を乗せることは出来ない以上、結局離脱できる数は相当限られている。

例えば日本では現在でも新規入国はお断りの状態、移動できる場所がかなり限られている、多くの市民は逃げたくても逃げられない状況に置かれる。なので、多いか少ないか、この状態では正直判断できない。

ただ、香港の状況は一向にも好転しないから、今後逃げ出す人はどんどん増えるだろう。私が心配なのは、ベルリンの壁の香港バージョンが出てくるかどうかぐらいです。香港政権は未だに海外移住や移民を認めない、影響は少ない。それは国家安全法が大脱走の理由に結びつけたくないからです。彼らは未だに「国家安全法=安定繁栄」と結論付けているから、この不都合な事実は認めるわけがない。親中派は移民の理由は2019年のデモになすり付けるが、すでに「国家安全法」が実施された今、どうして多くの市民がどんどん移民するかという事実を説明出来ていない。

 

数字的には少ないが、実は影響すでに出始めている。例えば医療従事者が相次ぎ移民することで、医者の争奪戦がすでに始めている。このままでは医療が崩壊する自体になりかねないが、香港政権は未だに医者の利益を無視し(しかも1年前ストライキに参加した医療従事者を反乱分子と名付け、弾圧している)、ひたすら警察や国安などの給料をさらに上げようとしている。まさに警察があればほかの職業の死活はどうでもいい。

これが今香港の実態である。