先週、かなりの金持ち、おそらく香港人では「親中」のイメージであるチャールズ・ホウが、香港の公衆ラジオの番組で現在の香港状況を完全にダメ出し、また今の香港政府が完全に経済のこと全く知らないと批判した。香港ではかなり有名な実業家であり、「親中」という立場を含めて、裏の繋も考えられるから、おそらくこの行動は中国共産党の誰かがゴーサインを出したんだろう、しかし公で香港政府を名指しで批判するのは、最近ではまったくないからということで、かなり話題になっている。
中でも、４年前香港の民主デモに関しては、「逃亡犯条例改正案」はおぞましい結果を招く、アメリカの反発は予想以上だからと当時の保安局トップ、現香港トップの李家超に警告した。当時の林鄭月娥や李家超は「制裁」とはなにかということ全然理解してないようで（ここがヤバい）、親中の政治家もほとんども、アメリカはマジになるとは想像できなかったといい、香港の高層は完全に危機意識ゼロとダメ出した。
今更こんなことを言ってもしょうがないものの、この批判はなぜ許されたのか（今の香港では政府に敵意を煽るだけでも犯罪です）、やはり香港では金持ち、親中勢力や、もしくは中国共産党の中でも香港の現状、または李家超を含む今の香港政府に強い不満を抱いているだからじゃないかな。特に香港は元々中国ではなくアメリカのお陰で「国際大都会」になっていたことは、金持ちの間でもわかってるだから、このタイミングでラジオでやりたい放題ともまあ、今の香港の状況がどれほどヤバいか如実に伝えている。
ちなみに今の香港の実際状況は、ネットなどによると、誰も香港で買い物をしない。金は他のとこで使うのがほとんど。そういえばうちのお母さんが４月来日の頃も、最近はもう全然外食してないよと白状したので、やはり経済が完全に死んでいるじゃないかな。
この結果は誰が招いたのか、国家安全とかしか頭にない香港政府や親中派が望んだ結果ではないか。
