かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

古代国家の成立、読了

読了。

前回よりちょっと訂正、持統天皇即位ではなく、退位までがこの本の内容でした。さらに、この本は元々かなり古いもののようですが、文庫本では2000年代辺りの補足情報が追加された。「富本銭」の発掘なども追加された。

 

とりあえず今まで、ほとんどの日本歴史の本ではサラッとしか紹介されてない飛鳥時代の歴史を理解できるようになった。いますぐ奈良が行きたいのです

蘇我氏の全盛期から聖徳太子からの天皇の権力集中、中大兄皇子と大海人皇子辺りの話はもはやドラマチック的。正直内容を見ると、かなり濃厚な大河ドラマでも書けるじゃないかなと思うほど。どうせ最近の大河ドラマはファンタジー要素が多いから、このへんは妄想できるからちょうどいいじゃないかな。

日本という国、そして天皇という存在、やはりここまで遡らないと答えがわからない。あるいみ、飛鳥時代こそ、本当の「日本」の始まりとも言えるべき時代。この史料が乏しい時代をここまで詳しく分析、推考、そしてわかりやすく書かれたこと、この本は本当に素晴らしいと思います。

 

正直奈良に行くつもりであれば、事前は飛鳥時代を予習しないとだめですね。でなきゃ、行ってもただの寺や遺跡しか感じない。まあそれは飛鳥に限らず、どこの史跡もそうなんですけどね。

 

よって、そのまま奈良時代に移ります。