温泉むすめの意味を考えさせられるひなめちゃん
新たな温泉むすめが顕現したので、デザインはやや好み(主は服)ですから足を運んだ。すると、僕は改めてこの子に感謝するしかないかもしれない。そして改めて、温泉むすめというコンテンツの意義を考えさせられる、とまで思った。
そもそもこの場所は、史跡などが乏しいので、この子が顕現しなかったら、ここに訪問することはおそらくないだろう。下田はアレで一応開国の場所なので、下田莉華ちゃんがいなくても、いずれは行くかと思います、駅メモ埋めと一緒に。しかし伊豆稲取は伊豆急の途中駅なので、かの有名な河津桜は僕ですら興味なかったのに、ここに来るはずはなかった。
しかし、まさか雛壇や雛の吊るしがここまで圧巻とは、正直感動しすぎて少々涙が出ました。この場所だけで今日は240枚写真も撮れたのが何よりの証左です。感動してなかったらこんなにいっぱい写真を取ることもないだろう。
改めてタキオンさんが話した言葉ですが、温泉むすめはあくまで「きっかけ」、そのきっかけで人と地域の出会いが生まれて、そして縁が生まれるかどうかは、その場所の努力次第。少なくとも、この「きっかけ」のお陰で、素晴らしいものが見られて、このばかりは温泉むすめや稲取ひなめちゃんに感謝するしかない。
しかしな、稲取ひなめちゃんは温泉むすめなのに、コラボ先が何ひとつも温泉と関係ないとは、少々残念かもしれない。これでは再度訪問するきっかけが生まれにくいでは…?しかもひな祭りは時期的に限定されすぎて、そこは対策しなければならないよな。
伊豆稲取という場所
ここは実はそんなに広くない。活動範囲は全部徒歩で十分です。たとえ温泉街でも、15分程度でいける。そんなに遠くない。
しかも今日はめちゃ天気が良くて、寒すぎでもなく暑すぎでもない。だから、よほどでない限り、散策がてら色々と回るといいですよ。
なお、稲取では奉納できる祭壇が今のところ存在しません。
稲取文化公園 雛の館
稲取ひなめちゃん顕現地の一つ。
入館には500円が要りますが、正直、500円では安すぎ。ここですごい素晴らしいものをいっぱい見れますよ、そもそも500円すら払えないとなんでここまで来たんだ?
何が見れるというと、たくさんの雛壇と雛の吊るし、しかも江戸時代、大正時代のものまで展示される(上記の写真はあくまで展示物の一部)。伊豆稲取の価値はほぼここに集めてる、というのも過言ではない(後ほど紹介する雛段飾りもすごいですが残念ながら時期が短いので今年はもう無理です)。正直、写真だけでは感動しないですよ。あの四方八方、全部雛の吊るし、全部雛壇という圧巻、本当にその場でしかわからない凄さ。
だから、稲取ひなめちゃんがこの出会いのきっかけを作ってくれたのは、本当に感謝するしかない。
ちなみにひなめちゃんのパネルは、入口に入って、すぐ右手の部屋に、展示の一角においてあります。展示物と一緒なので、気付かないことはないです。実際、そこのじいちゃんばあちゃんも、パネルを見て少々驚いて面白がっていた。
缶バッジは出口の売店で売ってます、レジの側に置いてます。なお、元々は1人最大2個限定ですが、購入する際では無制限と言われました。だから3個を回収しました。見た感じ、在庫はまだまだ余裕と思います。ただ、行ったのは顕現後最初の日曜日の朝であり、そのあとはわかりません(今日は実は何人のぽかさんに出会いました)
CREPE&DRINK TATENOICHI
稲取ひなめちゃん顕現地の一つ。雛の館から海岸線に向かい、徒歩2分程度。本当に近い。
パネルこそないもの、食事に1000円以上を注文するとステッカーがもらえます。食べ物によっては1000円は足りないが、飲み物まで注文すればよいです。クレープ店だからか訪問する際は女性客とカップルしかなかった。店員も二人のお姉さん。だから正直オタクでは入りづらいですが、なぜ温泉むすめに頼るかちょっと分からなかった。オタクに来てほしいの?
手作りのクレープは結構美味しい、ソーダも絶妙であった。店はそこそこ広く、ゆっくりに食べるのもいいので、暇つぶしには最適です。
ちなみに食事の最中、別のぽかさんが店に入ってきた。
稲取総社 八幡神社
地元の神社。鳥居の住宅はたぶん関係者で御朱印はおそらくそこですが、無闇に知らない人の住むところに邪魔するのが怖いのでしなかった。
ただ、なぜそれでも紹介したのは、神社の境内に、小さな雛壇が展示されます。雛の館は人が多いので、静かに雛壇を鑑賞するなら、ここが最適ではないかと。訪問する際は無人でした。
清光院
寺内への階段の隣に迫力満点の白蛇の壁画。本堂でもキレイな雛壇が展示され、見所はそこそこで時間があれば寄るべきところ。
御朱印はすべて書き置きですが、結構の種類が用意されます。また、のちほど紹介される済廣寺さんとのコラボ御朱印(書き置き)もあります。
稲取漁港直売所 こらっしぇ
稲取ひなめちゃん顕現地の一つ。
直売所と言われてもピンとこないかもしれないが、簡単に言えば、地元のスーパーです。はい、そんなところです。
サインありのひなめちゃんパネルはスーパー入って左手の奥。地面ではなく高台に置いてるので、撮影するには高さに注意。
なお、グッズはありませんが、撮影するだけで去るのはよくないので、なにかお土産を購入しましょう。
素戔嗚神社 雛段飾り
ここの名物。神社の全階段に雛人形が設置され、撮影の名所となってる。
残念ながら時期限定で、今年は今日(3月9日)までです…。せっかくこの記事を見て、すげぇ行きたい!!と思う方は…
来年のひな祭りまで待ってね…
すまん、今日が最後ということも、僕が現地のアナウンスで初めて知った。そもそもひな祭りのためのもの、今日まで展示されたのは最初の日曜日だから、ではないかと。
ゆえに、これが見られるのもひなめちゃんのおかげだよな。このタイミングの顕現で。
聞けばこの神社は普段では無人なので、御朱印(書き置き)はこの雛段飾りやってる時期しか用意されてません。だからか、この時期だけめちゃ気合を入ってた(商売が)。
なお、鳥居まで上げてなんの邪魔もなく自由に撮影するには並べないといけません。ここで30分程度並んだ(まあ帰りの電車が15時で、来たのは13時なので)。
なお、撮影には整備費用などのために300円を奉納してください、とのこと。
その後は横の階段で上まで登って、本殿まで行くと上からこの雛段飾りを俯瞰可能。
済廣寺
駅からすぐ。帰りの電車の時間待ちには最適だと思います。
いろいろなものが展示されていますが、たぶんかやの大樹がここの名物、750歳らしいです。本堂に入るとご住職さんがめちゃ解説するし、時間があれば奥の部屋に魔荷車が設置されて、かなり見所が多い寺さんです。
御朱印は記帳可能です。
最後
ここはそんなに広くないが、ひな祭りに合わせていろんなものが展示されたので、むしろこの時期こそ見所ですよね。ひなめちゃんの顕現も、このタイミングを狙ってるかな。思えばなぜ月曜日顕現かと考えると、ちょうどその日はひな祭りですよな。そりゃその日だわとなるほど納得した。
ただ、雛の館は3月いっぱいまでらしいし、雛段飾りも今日で終わるから、他の時期は結局どうするべきか、それこそ問題ではないかね。せめて雛人形以外の温泉の魅力を発信してほしい。
まあ、そもそもひなめちゃんは服のことが気に入ったので、どこかの旅館とコラボし、サワチャのBIGアクスタみたいなのを用意するとたぶん再度訪問しますよ。なんなら宿泊プランも。結局ぽかさんを温泉旅館に泊めるように誘うこそ、温泉むすめの本職でしょう?