太郎さん。長文のご返信、ありがとうございます。長いので、ちょっとずつコメントさせていただきます。
日本に幻想を抱いてがっかりしないでください、という気になります
平気です。確かに最初はアニメやゲームがきっかけなんですけど、その直後辿り着いたのは2ちゃんねる(当時ネットの飛躍期に相まって)から、日本の闇の一面、あるいは裏表の激しいについては、かなり長い時間を「視察」しましたので。むしろ日本の悪いことを知り尽くすとも、やはり日本が好き、というのが今の心境です。
おそらくだが、アニメやゲームなどのことよりも、結局自分実は古い中国文化が好きという点と、日本未だに古い中国文化の良い所を大事にしている点が原因だと思います。日本の史跡を訪れるとなぜか落ち着くからね。
中国の人は愛国心が強いではないですか
100%、絶対とは言えませんが、9割は違いますね。
まず、反日運動で暴れているやつらは、大抵は教育を受けてない、あるいは洗脳された者だから、彼らは本当の「日本」知らないし本当の歴史も知らない。そういうものは「愛国心」というよりただの「馬鹿」です…
すると、それ以外、真っ当な教育を受けた人、あるいは今の香港または外国の親中はなんだろうか、と言われると、「愛国」は「ビジネス」です。金、あるいは利益のため。「愛国」で利があるからするだけ、あるいは「生きるため」に「愛国」を演じざるを得ないだけ、実際中身はそうでもないです。
なぜかというと、反日運動が終わった途端彼らは寿司を食べたり、日本に旅行したり。または、香港の親中議員は新聞に向けて「日本をボイコットする」と大々的に宣言する一方、休暇では家族と一緒に日本に旅行するとか…
むしろ、香港において、本当にアホのように中国を「愛国」するのは、いま弾圧・逮捕された民主派の人々です。例えば、尖閣諸島に関しては、実は本気で問題視、行動に移したのは、いま逮捕された民主派の過激派です(12年前、香港活動家尖閣諸島上陸事件)。
ただ、それ以外、親中派を含めて、実は生活できるぐらいならば、基本政治には無関心(でなきゃ「寝そべり族」は現れません)。
日本
中国の影響だからか、日本は古来より中国と同じやはり独裁政権です。明治維新で現代化を成し遂げ、そして2次世界大戦後でアメリカの改造によって完全民主化、とまではいいとして、たぶん中身は未だに変わってません。だって、他のことを言わずとも、「敬語」自体がその体現ですもの。
2、3年前デモする際も、微かに日本人が「うるさいな邪魔しないでよ」と漏らした本音、あれは未だに記憶鮮明です。やはり面倒事は良くない、よほどでもない限り穏便に済ませる、という価値観が未だに働いているではないか。実際、日本はアジアで一番民主的な場所とはいえ、1000人以上のデモは聞いたことないです。逆に台湾、韓国、または国家安全法の前の香港、さらに東南アジアもよくデモをやってた。
「忍」は美徳ではあるが、日本人は必要以上に我慢してて、反抗すべきときではなにもしないのが、これは自分でも引っかかりますね…2ちゃんねるの日本人はなぜ全然違ったか、日常生活でストレス解消できず2ちゃんねるで暴れていた、とまでは考えました(苦笑)
日本人は何だかんだいって、政府絶対だと思います。だから、自民党一党が続いて、こんなことになっているのかもしれないですけどね。
確かに、いまの日本の政治は不健康ではある。真っ当な民主体系はやはり拮抗してる政党が必要であった、それでお互いを監視、切磋琢磨でき、一方的な暴走を抑える。日本のような「自民党」1強はやがて独裁に発展しかねないのは確かです。ただ、野党の現状を見ると、正直自分が日本で投票できても、良くないとわかっても結局自民党に投票するしかないわ…最近は国民民主党が結構良い線に行ってるが、ちょっと弱いし、タマキンはあまり信用されてないようですね…
もし自分が日本人で、政治に向いているならば、この状況では論理的政党を立ち上げたい。まあ不可能ですけどね…
理解しています、日本での同調圧力が強い、本当に強い。香港人の自分でも、日本人らしくないことをすると(例えば歩くのが速い)、やはりたまに視線を感じます。日本人は必要以上に個人主義を否定するし、会社でも明らかに不条理なのに道理で説得できない上司はいます(うちは比較的に外国人が多い会社ですが、やはり上級職は日本人しかない、それで一部ではやはり伝統的な性格が出ている:従え、他の文句を言うな、こっちに口を出すな)。
まあ、これはおっしゃる通り、DNAです…
ただ、香港人の私から言うと、アジアにおいて、日本は一番幸せな国なんですよ…。だからいろんな「難民」がここに逃げてきた(特に中国富裕層が日本に住むのが好きという点が最高の証明)。まあそんな「難民」が良いといわけでもないが、良い国でなきゃ、「難民」はそもそも寄ってこないですよ。
世界の幸福度ランキング上位は北欧なんですけど、あっちはあっちで自殺率が高いし、完璧な国は結局存在しない。
どうするべきか、やはり極楽征夷大将軍、足利貞氏の言葉:「我らに出来るのは、その一分ほどの裁量の中で、出来る限りのことを為すだけ」。この言葉、本当に好きです。なぜかというと去年、この言葉に出会うまで、これからどうするべきかめちゃ悩んでいたのです。なので、もしかして、この言葉はあなたの処方箋かもしれません。