かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

UCL、渋谷デモ、「神話から歴史へ」読了

まずは、シティおめでとうございます。やっと悲願達成ですね。オイル以前ですでにシティの隠れファンとしては、やはりかなり不思議でした。

まあ今年はバイエルン、レアルまで倒して、最後の最後に恥晒しだったら、たぶんここ十年も笑いものになるだろう。

しかし、シティが今年うまく言った理由は、たぶんペップがポゼションサッカーへのこだわりが以前より弱くなり、4CBとかとんでもないものを生み出して、守備重視になったと思いますね。皮肉にも、この守備重視こそが、UCLの鍵なので、だから今年がバイエルンやレアルまで圧倒し、悲願のUCL制覇を達成できたんだろう。

 

さて、午後はデモ。今度は香港のやつ、もう4年前のことですね…香港は完全に変わってたが、日本の香港人はまだ心が死んでないのはちょっと感動した。なにより日本人もちらほらいるし、雨だからいつもの旗の海ができなくなったが、それでも勢いが良かった。

ちなみに、雨だから「光時」旗ではなく、香港デモの象徴の黄色の傘をみんな使ってデモしようとしてたが、警察が道路安全法とかそんなこと言いだして傘を開けることを禁止となった。だから仕方なく閉めた黄色の傘を上げるしかなかった。

もし黄色の傘の使用ができたら、きっと渋谷に美しい黄色の海ができたんだろうね……

本来、この海は香港にいるはずだった…。しかし今の香港は、Googleにデモの歌を取り下げると威嚇したが無視され、逆ギレしてこの歌のあらゆる関わるものを違法にするよう、動き出した。下手にすれば香港ではGoogleを全面禁止になる。狂ったが、これが今の香港であり、なので、許してくれ。

 

最後は、ついに読破しました。今週は他のすることもないので、ほぼこれを読むことに集中、一気に読破しました。それぐらい面白い。記紀の話を、考古学や古墳などをじっくりと研究し、様々な違う視点で分析することが面白い。

以前では竹田恒泰氏の保守系視点で古事記の解説を読んだから、違う視点で同じことを史実考証系の本は、またしても新しい。

万世一系を否定したくないのはまあ理解はしますが、先入観があると視野が狭くなるので、騎馬民族征服王朝説とか応神天皇や継体天皇の断絶説とか、真っ先に否定する前にまずは理屈を理解し、その上で反論かそのほうがいいだろう。結局、飛鳥以前の時代は記紀以外まともな記録は残されてないから、逆にそこに幻想の余地があり、自分が納得する史観に落とし込むのがよかろう。僕は欠史八代の信用性が非常的に怪しいと思いますが。

 

なぜ最近は古事記とか飛鳥以前の時代の本ばかり読むか、それは歴史を追うには、「起源」を知らないとわからないことが多いから。

例えば最初日本歴史にハマったのは戦国なんだけど、調べると自然的に、戦国時代になったきっかけが知りたいことになる。そして幕府の由来、武家の由来、どんどん、一歩ずつ前の時代をさかのぼり、歴史の源を求めるようになる。

結局、順番的に歴史を消化しないと、ことの発端がわからないのです。歴史は教訓といえど、教訓の由来を知らずに、ただ一部の事象を消化するのは不自然であり、意味がないのです。何事も理由があり、そのきっかけで様々な歴史に発展する。ゆえに「日本」という国を根本的に知るためには、最初の時代から消化するのが道理です。いえ、「日本」だけではない、世界の歴史はどれでも同じです。例えば中国、なぜこのような独裁政権になったのか、単純に中国共産党の歴史を見るでは意味ないのです。遡って、実は「秦」がきっかけで、中国人の奴隷性格がそこから形成されることを知らないとだめなんです。

 

実は日本書紀はまだ読んでないが、純漢文と聞くので、たぶん原文はそのまま読めると思います。いつか読もうかな。