かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

学生生活の夢

また学生生活の夢を見た。

もうすぐ40代なのに、学校に戻れるわけでもなく、未だに常に学生時代の夢を見る。

 

実は、自分の中学生時代は人生における黒歴史とも呼ばれる時期ではあった。

そう、ある程度推測はできると思うが、じぶんはいじめられる側ではあった(1年前キムタク2のクリア感想でも、いじめの話は個人的に嬉しくない経験とこぼした)。

キムタク2のような過激的ないじめこそないものの、中学生時代は先生までいじめ側で、まさに自分一人で全クラスと対峙する時期もあった。味方は一人もおらず、だから自分には「青春を謳歌する」学生時代は、全くないである(そのころ頼れるのは小説、アニメとゲームなので、だから日本文化はぼくにとって救世主でもあった)

 

中学2年から3年までずっと我慢し、4年でつい爆発した。4年の担当が普通の人だから、それで問題は抑えられたし、いじめ側との関係も一旦修復したに見えるが、自分はこのことをきっかけに、重度の人間不信に陥り、今に至る。


あの頃の香港では中学5年で一度公開試験(高校試験みたいなもの)を行うので、あそこで一度留年し、ついに「いじめ世代」から離れた。そして留年先はあの学校のあの世代のエリートクラスなんですが、お互いのこと何も知らないこともあり、勉強虫が多いので逆に仲がそこそこ良かった。そしてそのまま公開試験を乗り越え大学に進学して普通の生活に戻した。


が、中学2年3年の経験もあり、どうも仲が良好でも人を警戒する性格がすでに奥底に養成され、誰とでも必ずある程度の距離を置くようになった。大学の知り合いも、一緒に生徒会を活動した仲でも、その後はこちらが距離を置くようになり、結局「知り合い程度」に留まった。

 

ゆえに香港が好きではない理由もこれで一つであり、「香港」そもそも自分にとって良い思い出がない場所ではある。3年前の国家安全法が成立したら躊躇なく香港を離れると決断したのも、これが理由ではある。

 

中学生時代から心の奥底に刻んだPTSDは、たぶんもう治れることはないだろう。だからこそ「正常」で「まとも」な「青春」が憧れ、今でもずっと夢を見ている…かもしれません。

しかし、毎回夢から目を覚めると、いじめ時代の過去を想起する。これは、実はナイトメアではないか。