かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

るろうに剣心のこと

「るろうに剣心」のリメイクを見ました。初代アニメは実は見たこと無いので、声優へのこだわりはあまりない。ただ、OPは持ってるから、この新バージョンのOPは好きじゃないね…少なくともラップの部分は。

まだ1話なので感想はなんとも言えない。

 

この作品は、おそらく僕が日本の歴史に興味を引くきっかけの一つであり、とりわけ幕末時代のことです。

初めて読んだのは11、12歳、まだ小学生6年ぐらいのとき。当時はすでに三国志のゲームで三国志マニアになったが、日本の歴史は一切持ってなかった。そもそも当時香港で歴史(中国史も世界史も)を教えるのは中学生からなので、日本の歴史の知識を一切持たず、幕末のストーリーはきわめて難解だった。特に剣心はセリフも説明も長く、とても小学生が読む作品ではないが、なぜか惹かれた。

あの頃の香港はまだインターネットが発達してないが、日本漫画の出版権の争奪がかなり激しかった。そのお陰で日本の漫画は必ず香港で発売され、しかも最新話の翻訳が割と早く、日本の連載とはあまり差がない。何度も、香港の漫画雑誌、「少年ジャンプ」のようなポジションである「EXAM」(しかし「EXAM」実は18禁だった、いえエロ漫画はないです、ただ日本では血が多い漫画、あるいは暴力の不良漫画とかは、香港では18禁扱いです。そもそもラッキーマンですら18禁です。それほど厳しいが、普通に年齢認証がなくそのまま買える)で、「もう連載が日本に追いついたのでしばらく連載を休止します」とか何度も目撃しました。だから11、12歳(香港が返還前)で「るろうに剣心」を読めたのは、普通なんです。

当時ではただの脇役と思った大久保利通さんは(そもそもあの頃はなんですかこのおじさんなんか偉い人?としか理解してない)、まさか歴史人物だったのかとおぼえたのは、大人になって、本格的に幕末時代を勉強したことの話であった。

 

当時は結局本格的に日本歴史にハマるには至らなかったが、日本歴史マニアという花の種が心に蒔いたのは、あの頃だと思う。それぐらいこの作品はわりと重要です。

まあ、作者がロリコンであることは、かなり動揺しましたけどね…(その後の武装錬金もかなり好きですし、この作者とは気が合うとは思った)