かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

産経新聞に感謝

最近では完全に試験準備モードに入り、仕事以外ではほぼ試験の勉強に集中している。1秒たりとも無駄にはしたくない。この数秒間で覚えたものが、もしかして合格に繋がる貴重な1点を考えると、どうも時間を無駄にしたくないである。

節約のこともあって、最近は外食もなるべく控え、コンビニ飯や弁当で食事を済ませて金と勉強する時間を稼ぐことにした。そして、ずっと取っていた産経新聞も、最近では読む暇があまりなく、ソファに置いてただけだ…

 

それでも、先日は産経新聞の1面の記事に目を疑った。香港の特集記事である。ぶっちゃけウクライナのことすら、日本ではどんどん冷めちゃう今では、香港の話を取り上げるのはなかなか不思議なことではある。

果たして今の日本で、未だに香港に関心を持つ方は、いや、覚えている方でもいいっか、どれぐらいいるだろうか。おそらく皆さんはもう香港のことは3年前のデモで完全に中国の一部となった、と考えているだろう。つまり完全に「死亡」したという扱いです。それでなお、新聞の1面にすることは、どうも自分では産経新聞には感謝しか言葉がありません……

 

やはり藤本欣也氏です。この状況でもわざわざ香港で取材する、本当に素晴らしいである。それほど香港のことが好きなんだろう。いや正直香港人である自分ですら、恥ずかしくなる。

一応香港の情報は毎日も掲示板で追っているが、十中八九は嬉しくないうんざりする話だから、このブログでも取り上げなくなった。まともな人は香港を去り、香港に残るものは、仮面を被って生活するか、中国共産党マンセーの「愛国者」になるしかないのです。そんなことは話して何が面白いだろうかね。ただ、藤本氏はちゃんと民主派の人を見つけて取材する。このばかりはさすがプロ新聞記者というべきです。

 

中でも記事の「香港を諦めたくない」という言葉に琴線に触れ、今の自分を考えた。ただ、自分は香港に戻ると、仮に無事だとしても、生活するためには結局税金を払え、中国共産党を支える歯車になるだけです。それが嫌だから逃げ出したので、自分の中では「香港を諦めたくない」ではなく「諦めたくない香港はもうなくなった」ということです…。

香港ではこんな言葉がある。「兄弟爬山,各自努力」、要は目的を達成するためには、人それぞれ自分の方法で頑張ろう。そう思って、再び試験の勉強に戻ります。