かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

香港での日本の歴史

気付けば、今年に入ったら周りは源平合戦の世界に戻ったようです。大河ドラマはもちろんだが、その影響で『新・平家物語』を読み始め、最近はオッドアイだから躊躇ったアニメ『平家物語』も見ることになった。

いつの間にか平安時代に夢中になったようです。

 

中学生で三国志がきっかけで歴史が好きになったが、日本の歴史は詳しくなかった。そもそも興味なかったし、学校でも勉強したことはない。いまではどうなってるかわかりませんが、自分が中学生の頃では、中学は7年制で、4年生からは高校扱いで、文系か理系かを選ぶことになる。理系だから歴史のレッスンはそこで途絶え、独学しか道がなかった。

それ以前の中学1年から3年では一応中国歴史と世界歴史という科目があって、日本の歴史は世界史の一つ小さいチャプターにありました。ただ、当時の世界史先生はなぜか「日本の歴史は中国歴史で学べるからスキップ」というわけわからない理由で日本の部分を飛ばした。もちろん、中国歴史ではそういうのまずない。厳密に言えば、清の洋務運動まで日本の話は一切なかった。さすがに明治維新との比較はいいネタなので、歴史レッスンで初めて日本が表舞台に出るのは明治維新であった。

だから戦国無双が出るまで日本の歴史はアニメからしかなく、戦国無双を遊んだ初期でも、戦国歴史の膨大な話には苦労した。三国志は『三国演義』を読めば9割は把握できる。だけど戦国の資料はバラバラであり、実際いまでも全体像を把握しきれない。そういうこともあって、最初は信長の野望のこと、興味があっても触る勇気はなかった。

一応いまでは戦国の知識がかなり詰め込んでいたが、それ以前とそれ以降の話は空白である。なので、源平合戦についてはかなり新鮮的であった。

 

有名な義経の話はアニメかゲームで知ってて、大抵は橋で弁慶という坊主に出会って一緒に平家を倒す、ぐらいしか覚えてなかった。ちなみに初めて知ったのは、「うる星やつら」からであった。

 

なので、香港の教科書では日本の歴史はほぼ記載してないと認識していい(一応興味半分、文系4年生からの世界史試験を調べたんですが、日本の話は一応徳川幕府からはあった)。実際本屋とかも日本の歴史書はあまりなく、あるいは明治維新以降、第二次大戦の話ばかりである。

なので、普通の香港人は日本の史跡など興味を示すことはあまりなく、旅行ツアーもたいていショッピングモールというつまらないことである。以前大阪へのツアーに参加したが、大阪城はフリータイムで自分で登城したんです…(もちろんここぞとの史跡や神社は回すことはあるが、ガイドは歴史に詳しくないである)

 

話は戻りますが、中学の頃では中国歴史の先生は信長の野望が好きである(いまでこういうこと名乗るとおそらく国安法で逮捕されるかもしれない)。だから清や民国時代の話だと、先生独自に日本の話も教えてくれた。いまではおそらくもっと厳しいだろうが、当時の教科書でも、日本がなぜ中国に攻めてきたが理由を話さず、とりあえず侵略された、とても悲惨だみたいな一方的な内容であった(ちなみに天安門事件も教科書にはなく、先生たちが独自に話した)。幸い、先生は親中の人ではなかった、でなきゃ自分も洗脳されたかも知れません(実際香港ではまっ赤な親中派学校はいます)。

 

とりあえず古事記と源平合戦の本を読んで、頑張って知識を補完します…が、最近竹田恒泰氏のあと一歩で文部科学省検定合格の教科書の存在を知り、それをポチった。

いっそ中学の教科書から全体像を掴むほうが早いかも知れません。