かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

上総介から見る見せしめか信用か

話題の上総介の死。

 

源平合戦に関してはこれまではアニメやゲームの数少ない知識しか持たず、例えば「うる星やつら」のような、牛若丸=義経が橋で弁慶に遭遇し、共に悪い平家を倒す、そんなヒーロー的な話しかイメージがなかった。なので、いざ大河ドラマの影響で源平合戦の話を調べてみると、これまで認識したイメージと食い違いがあって、結構衝撃的ではあった。

ただ、どう描いても頼朝はいい人にはなれないだろう。

 

様々なネタから、一番不可解なのは上総介の死ではある。史書も理由を書いてないので、考察するようがありませんが、頼朝は文書を見ると後悔するという話があったので、大河ドラマと違ってなにかの誤解で上総介を殺したんだろう(こっちは信憑性が低いかもしれないが)。

 

とはいえ、自分が話したいことはそれではありません。大河ドラマでは、上総介の死によって坂東武者の結束を強めるという狙いと書いてる。どう描くかは製作者の自由だが、このような見せしめ、死と恐怖によって人を怖がらせ、まとめるのは、独裁政治ではあり、まさにいまのプーチンや中国共産党がやってることではないかと、自分は考えております。そして上総介の信頼を裏切るような行為では、やがて人はいつか自分もいずれこうなるだろう、この人は信用できないなどと疑心暗鬼、最終的に破綻する。実際、このあとはとんでもない政治粛清劇が続いており、やがて頼朝はなぜ死んだかも記載されてなく、源氏は3代だけで断絶する。

人が誰かを慕う理由は、この人は信用でき、頼れる人、目指すところは一緒など、結局のところ「信用」が一番大事ではないでしょうか。

国際社会で、どの国が一番「信用」される、ビザなしで渡航可能な国の数で反映される。日本と中国の差はまさにこれであり、自分がなぜ中国共産党が嫌いかもそこに尽きる。

 

悲しいことに、多くの中国人はそれを全く理解できていない。