かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

五輪と武漢ウイルス

この一週間はほぼ五輪と武漢ウイルスに踊らされた、そんな感じ。

緊急事態宣言がもはや「緊急」ではない今、正直今できることは基本の予防措置を徹底するだけなので、とりあえず渋谷などの危険地帯は避けるようにする。もっとも、この暑い時期ではあまり外に出たくないので、家に引きこもるのも悪くないかもしれない。

 

五輪に関しては、個人的に興味ないのは確かなんですが、香港の状況を睨んでみると、とある大型のショッピングセンターの中継にて、香港の選手が金メダルを獲得し、表彰台のシーンで中国の国歌が流れた瞬間、「We are Hong Kong(我々は香港)」と叫び、ブーイングを浴びせた。また、別の試合でバレーボールや卓球に中国選手が敗けた瞬間、みんな喜んで拍手喝采をした。国家安全法というものに縛られた香港人の恨みと怒りは、どうやらここで完全に表現された。中でも、「とりあえず中国の相手を応援する」活動が広がっている。

思えば、2008年の北京オリンピックでは、ぼくはすでに反対モードでしたが、多くの香港人は北京オリンピックについて自慢してた。あの頃はおそらく中共の狙い通りだったが、一体どうしてこの十数年間が、このような変化をもたらすか…。

まともな政権ならば、この原因を究明し、解決策を探ろうだろう。ただし中共や香港政権は今取る政策はひたすら反対勢力を弾圧するだけだった。

今日、国家安全法で逮捕された第一人者がついに9年禁固刑と罰された。理由は「光復香港」の旗をバイクで掲げて路で走った、とのこと。「光復香港」の定義を激しく議論されたが、結局政治パフォーマンスによって「光復香港」は香港独立を煽ると決められ、その人は9年禁固刑となっていた。まさに人の命や正義よりも中共政権が重要という世界、これをきっかけにさらなる弾圧とふざけな裁判が続くだろう…と去年すでに予想はしてた。

僕の言いたいことは、別に香港に同情しようなどではない。中共は絶対信用するな、だけのこと。日本人は未だに危機感を覚えてないから、香港の状況を宣伝することで、せめてみんなに中共への警戒心だけでも覚えさせたい。