実はクォータニオンや物理ベースレンダリング(PBR)にハマっているので、仕事の疲れもあり、政治の話は正直見る余裕最近あまりないが、アグネス(周庭)氏の件は、やはり興味深い。
タイミングのことはともかく、果たしてなぜ、中国共産党はパスポートの返還条件を、「中国本土1日旅」と設定したんだろうか。1日だけで彼女を洗脳できるということは、おそらく中国共産党自身も考えてないだろう。だからこんなパフォーマンスの意味は果たしてなんだろう。
ふっと、数年前駐日中国領事が日本の保守派に「ウイグル・チベット」のツアーを誘ったことがあると思い出した。奇しくも、最近香港デモの関係者が、国家安全法のプロパガンダやってるケースもあった(本心か脅迫されたかは調べてない)。アグネス(周庭)氏の日本の影響力を借りて、プロパガンダを企んでいたではないかな…
でないと、こんな一見おかしい条件だけど、「1日洗脳ツアー」やら「懺悔書」を書くだけで海外に脱出と交換できたのは、どうも釣りが合わない。どれも我慢すれば耐えられることですし、難しいことでもない。
もちろん、香港政府はこんな条件知らなかっただろう。でなきゃいまの完全「戦狼」モードは説明できない(面白いんですよ、あちこちニュースで怒りを任せて彼女を非難している、もはや理性的ではない完全にヤクザ)。
ちなみになぜ彼女だけ許されたのか…それもまた謎だが、おそらく欧米への影響力がそこまで高くないと、日本だけ異常に影響力が高いが理由ではないか。そもそも彼女は日本だけ異常に人気が高い、これは香港政府や中国共産党が彼女の逮捕を乗り出した当時も予想できなかった。しかし全体的に考えると彼女が行為はそこまで突出してない。彼女を強く罰すると、日本の反感が一層高まることが懸念される。「鶏肋」、ネットでだれかうまいことを言いましたがまさにそれです。
もちろんあくまで推測だが、中国共産党にとって彼女の利用価値や脅威度はそこまで高くない、だからあえて生かした、という説。
ともあれ、彼女が逆に暴露したことで、プロパガンダはまず無理だろう。しかも、こんなふざけなことがやっているのは今の中国と香港。世の中にもう一度、この場所はいかれていると自ら証明した。