かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

キンペー3期目

キンペー3期目により、中国や中国共産党は、完全にプーチン路線に突っ走ることに確定した。正直、今自分の心境は、実は多少ホッとしたこともある。

あっはい、もちろん、キンペーは香港を潰した張本人であり、不倶戴天の敵です。ただ、キンペーと中国共産党がここまで来ると、今まで鄧小平が築いたペルソナ(仮面)を自ら破り、中国と共産党の本質を白日のもとに晒した。アメリカのリベラル系新聞の「ニューヨーク・タイムズ」が話したように、キンペーのお陰で我々がやっと今までのしたこと、期待したことは「過ち」だと気付いた。親中と言われたバイデン氏が、今では完全に反中路線に舵を切り、2年前では想像すらできなかったんだろう。

 

退陣した李克強がもし勝ち取ったら、中国はまたペルソナ(仮面)をかぶり、静かな侵略を始めるかもしれない。正直こっちが一番たちが悪いです。なぜかというと、まさに日本の二階などの親中派の望み通りに、日本も含め世界はまた中国に依存する体制に傾斜し、日中友好みたいな甘い言葉に騙され、知らないうちに日本が完全に侵食されたかもしれない。

これが元々、鄧小平の狙いではあった。「韜光養晦」、「才能を隠して、内に力を蓄える」。これは実は見事な策略であり、香港も今までこうやって国際大都会という仮面を被ることができ、世界中の外資系から金を吸い取り、中国共産党のためにたくさん米ドルを稼いた。

 

いいえ、李克強は間違いなく有能です。ただ、この異型的な国では、この有能さは逆に邪魔なんです。だから、こうやって愚かな独裁者によって排除されたことは、望ましいことではある。

どのみち、中国共産党の野望はアメリカを取って代わり、世界の覇者になるつもりではある。だから、「甘美なる死」よりも、今のような猛毒劇薬のほうが、むしろ望ましい。自分にとってもそう、3年前の事件がきっかけで覚醒するほうが、50歳60歳でやっと香港の「死」に認識するよりはマシだろう(この歳だともはや逃げたくても逃げられない)。もっとも、香港は救えないのが最初からわかったんだけど、ここまで徹底的とは思わなかった、自分も甘かった。

 

ただただ、統一教会のことはともかく、今の日本では安倍さんのような国際的な視野を持つ政治家が少ないのが問題。野党は未だに統一教会にご執心であり、本当の敵、国家存亡の危機を見ようともしない。日本は今まで何度も危機を乗り越えたのだが、今は果たして、また奇跡が起こるか…いや、そもそも奇跡に頼ることは、どうかと思うが