かりんちゃんの随心日誌

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香港の「アンセム」騒動

AP勉強中…と今日起きたら面白いニュースが目に留まる。どうやら韓国のラグビー国際大会に、開催側が3年前香港デモを代表する歌「香港に栄光あれ」を、香港の「国歌」として再生したようです。

 

まあ、世の中、実は「国歌」を間違えたことは珍しくもないのです、特にあまり有名でないイベント。まして、香港の「国歌」を何を再生するべきか、詳しい人はわからないだろう。おそらく担当者はGoogleで適当に「Hong Kong Anthem」を検索し、ちょうどそこに「香港に栄光あれ」が検索結果として現れ(いま試しましたが、右側に出てきましたね)、それを「国歌」として勘違いしたんだろう。

韓国は日本ほど厳密に審査はしないから、だからこそか出来た、国際大会に「香港に栄光あれ」を、香港を代表する曲として公式的に演奏された、という「奇跡」。(最新記事によると、開催側は参加国に演奏する「国歌」を提出するというお願いを出したが、香港側は提出してなかったという)

欧米ですらできないことを平然とやる、あるいみ韓国はすげぇ。

 

奇しくも、香港チームは試合で勝ったのようです。

 

当然ながら、いま香港の政権と親中派はめちゃ神経質になったようです。本来この大会、香港でもあまり知らないようですが、政権と親中派が騒ぎ出したおかげで、香港では周知の事実になったのです。

なにより、このことを本気で責任を問うというと、担当者はまさしく香港の国家安全法違反に当たるじゃないかな。というと、国家安全法の「威信」を脅かす事態となることに。もちろん、韓国側はさすがにそこまで付き合う義理もないし、香港の法に聞く道理もない。

 

どうでもいいことのはずなのに、どんどん騒ぎが広がり、どのように発展するか、これもまた一興。