かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

数学

今日流れてきた数学の試験を見て、なんか日本の数学はぼく中学生の頃とは随分違うなと思う。なんつーか、こんな長い文章を読むの?

思えば、小さい頃から数学が得意科目だから好きだけど、数学自体は好きかというと正直…。というと大学は結局数学専攻という理由も、中学の先生が「数学は論理的思考を学ぶ」という言葉だからである。

「数学」自体は研究とかそんなことするじゃないと実際内容を使う機会が殆どないけど、「論理的思考」はどんな場面でも活躍する。問題を解くために、「論理的思考」は不可欠である。だから、その能力を身につけるため、当時好きだったITより、第一志望を数学にした。

もちろん、大学に入ったらもう将来はIT仕事に決めたゆえ、勉強は数学よりもITのほうを優先したが、専攻だからやはりそれなり鍛えられた。成績は正直いいというわけではないが、考え方はあの頃、ジワジワと、知らないうちに変わった。感情的から論理的に。

 

「算数は数学じゃない、そんなものパソコンがやれば良いんだよ。重要なのは問題の中身、特に証明問題(香港のA-Level=大学入試では集合論、不等式と微積分の証明問題がメインだった)。その理論、いま知ってる「道具」で、問題を論理的に、正しく、キレイに解く。そしていい数学問題は美しいとわかること。」と、当時に学んだことだ。

あの頃は懐かしい…。コーシー=シュワルツの不等式の問題を何度もやってて、ついつい問題を解く同時に、よくこんな問題を作ったなと感心したという。

 

「数学」の専門家ではないし、大学で勉強した内容は正直全部忘れたとも言える。だけど、「論理的思考」は一旦身に着けると、脳の思考のプロセスに一生影響する。

ゆえに、ぼくはここにいる。