かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

12月

12月に入ると、またしてもJリーグパック更新に没頭する季節。勿論今年も例外はない。去年と違ってすでに日本での生活が安定している今、去年よりまして忙しくなるだろう。

今日、手元に先日紹介してた「香港人は本当に敗れたのか」という本が届いた。先週Kindleで買いましたが、半分読むとこれは紙の本として家に一冊置きたいものだと、買い直した。正直、本当によくまとめられている。2年前の光景が一つ一つ目の前に蘇り、去年香港から離れることまでの出来事は、まるで昨日のように身近い…。

周庭さんが発信をやめた今、大半の日本人はもう香港のこと忘れたんだろう。ただ、周庭さんは今でも家の中で監視され、苦痛に苛まれるに違いない。周庭さんだけではない、多くの香港人もまたそうだ。

私は子供からずっと憧れた日本に来てたんだけど、未だに幸せと感じることなく、やはり人間不信で常に警戒しており、素直に日本の生活を楽しむことができない…。

 

そんな私の心を癒やす、いや、味方がいっぱいで日本では孤独ではないと感じたのは、まさかと思うが以前では一番嫌がる「ネトウヨ」と所謂「極右分子」だった。人生は本当に数奇ですね…。

考えてみると良い、日本に来て「産経新聞」を購読する外国人は果たしてどれぐらい居るだろうか…。私の職場では日本語先生は二人もいますが、二人ともリベラル系です(ただ親中とかではない)。先生によりますと、知り合いの日本語先生も保守系が殆どいない。そりゃそうだ、保守は外国人を排斥するからね、外国人に日本語を教えるのが嫌がるだろうよ。だけど、私にとって日本での味方はその保守系であった。政治的に利用されてるよ、と言われてもまあそうですけど、お互い利益が一致している、敵も同じからこそ、なぜか保守系と私たち反中派外国人は、共同戦線を張っている。

実際香港人、ウイグル人、チベット人、南モンゴル人、さらに台湾を守る政治家は大抵保守。香港のためにずっと声をあげた自民党党員をよく調べると、バリバリ保守で「極右」。むしろ、外国人に優しいリベラル系は、「敵」です(とはいえ対中政策に関する国会議員連盟では野党の党員もいますから一概に言えない)。

この2年、香港の記事が一番多いのは産経、その次はもうNHK。朝日などはおそらくあるけどあまり記憶にない。

世の中は実に奇妙です。

 

2年前の私が今の私を見ると、きっとびっくりするだろう。

人は変わるものだ。