「リンゴ日報」がついに潰された。香港政府は資産を凍結し、中共にとって邪魔な存在である「リンゴ日報」を自滅させた。直接殺すじゃないのは、おそらく外国の言い訳にされたくないだろう。だがどの道、香港政府によって死亡したのは変わらない事実、同時に、香港の言論の自由、報道の自由の死亡と意味することになった。
以前でも話しましたが、「リンゴ日報」はなぜ注目されたのか、それは香港唯一、親中ではない新聞紙であった。以前では中立の立場を取った「明報」、「信報」や「SCMP」なども、すでに中共の統制下に堕ちいた。なので、「リンゴ日報」はやはり中共や香港政府にとっては目障りの存在であった。中共はよく「マスメディア」の「力」を理解するので、「リンゴ日報」はどうしても排除しなければならないと以前からずっと企んでいた。あるいみ、去年強引に成立した国家安全法の標的は、「リンゴ日報」であることに違いないだろう。
要するに、「リンゴ日報」自身は香港の言論の自由、報道の自由がまだ健在している指標でもあった。香港の他の大手の新聞はすでに政権を忖度する今、「リンゴ日報」は政府の「闇」、親中団体の「闇」を引き続き暴露し、他のとこではまず審査される情報を真っ先に報道していた(例としては、去年親中の芸能人ナタリス・チャンが擁する不動産の不法改造を暴露した。香港政府はこれまでずっと法治をアピールしたので、これは極めて不都合であった。)。なので、「リンゴ日報」の死は、香港の言論の自由、報道の自由の死亡と同じことであり、香港はこの瞬間、完全に独裁社会になってたと同然である。
もちろん、未だにネットの媒体などが存続しているが、影響力は極めて小さいです。そして「リンゴ日報」ですら潰せたから、そのへんの媒体もいずれ消えるだろう。要は香港政府や中共にとって、こいつらにまだ利用の価値があるかどうかだけのこと。
去年ではすでにこのような地獄を想像していたので、ゆえにどうしても香港から脱出することを目指していた。このような状況は正直当たってほしくなかったが、国家安全法の狙いを考えると…。
今なら言える、香港は完全に中国みたいになっていた。まともであればすでに脱出したか、これから脱出するだろう。香港に残る人は、自ら中共の奴隷になると意味するので、同情する必要もなくなっている。