かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

宇宙に挑むこと

日本の宇宙ベンチャー、アイスペースが挑んだ月面着陸が失敗というニュースを見ると、「またか」という言葉は脳内に浮かぶけど、しかしよく考えると、宇宙はもともと不確定性が高いところ、アメリカや中国だって失敗を重ねてやっと成果を上げたので、正直このような失敗はむしろ必要悪ではないかと。中途半端で成功を収めると、将来人を宇宙に送るときにミスを犯すと、それでこそ最悪の事態を招くこと。

今日会社の日本語レッスンでインドの話が話題となったが、その中でインド人はいろんな状況でも臨機応変できる。何もかも計画通りじゃなくて、不安定で不確実な状況に強いという特性を持つことです。よく考えると日本とは正反対ですね。日本は何もかも「計画通り」じゃないと気がすまない、何もかも確実性、パーフェクトを求める。しかし、宇宙もそうなんですし、戦場では何もかも計画通りに動くわけないので、このへんはおそらく日本の「弱点」です。

宇宙事業はチャレンジを重ねることです。なので、要は諦めずに挑むこと。だからこそ、失敗を大々的報道し、嘲笑うことは、実は日本の宇宙開発に害しかないのです。この「失敗」はおそらく、アメリカや中国がすでに通った道ですから。「成功」までの小さな一歩にすぎない。

 

宇宙のことを何もかも完璧を求めるなんて、神でもない限り無理ではないだろうか。