かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

日本語能力試験のことと模擬試験のこと

12月のN1日本語能力試験を申込みましたが、今となってやっと本格的な模擬試験をやろうとしていた。

この試験は外国人向けの日本語試験なので、一般的には認知されてないだろうけど、レベルは5段階に分かれて、N5が一番簡単でN1は一番難しい。ちなみにN2は日本で日常生活が可能のレベルで、10年前ぼくは8割超えで合格していた。

そういうことでN1はその「日常」よりも難しいレベルとなっている。実際、翻訳などの仕事では求められたレベルはN2までなので、N1は一般的に使われていない、あるいはとても公式的な、フォーマル的な場面のみ使われる文法が多い。この十数年いろんな日本語の本や新聞を読みましたが、この一年間まじめでN1を勉強して初めて覚える単語や文法は正直少なくない。

ちなみに日本の会社が外国人を採用する際、この試験の成績が一般的に参考されている。

そんな外国人の日本語レベルを指標としていた資格だが、実は試験内容は読解、文法と聴解のみ、会話の試験はありません。おそらく施行が難しいだろうけど、それが理由で、N1を合格してもまともに日本語をしゃべれない外国人がかなり多い(特にN1、N2では漢字が多いため、中国人など漢字圏の人にはとても有利である)。ゆえに、去年ぼくが面接を受けた際、試験官はぼくが普通に日本語で面接を受けること自体、かなり驚いた印象であった。

ぼくはなぜ今となってN1を受けろうとしていたが、以前でも話しましたが日本で仕事するので、一応自身の日本語のレベルを証明するためでもある。また、N1の内容は一般的に使われてないからこそ、使えるのは好印象を与えるじゃないかと考えるため。それに、自分自身の好奇心を満たすこともある。やはり知らない日本語があると、それを覚えたい気持ちがあるため。

読解や聴解は勉強しても意味ないから(それによく新聞や本を読むので読解自体は問題なく、速読がわりと得意分野でもある)。なのでこれまでは集中的にN1の文法と単語を勉強していた。実際、いまだにオノマトペをなかなか覚えないのが心配です。

読解自体は最近産経新聞を購読し始め、それを毎日読むことで、それも訓練になるじゃないかなとぼくは思います。聴解は、アニメと日常生活で鍛えるしかない。実はN2を受けた際、聴解が一番苦手のようです。アニメでは実際日常生活で使われる日本語があまりないから、日本語の試験の訓練にはあまり向いてないんです。どちらというと、日本語を聞くことに慣れるための訓練。

 

なので、個人的に聴解に関してはわりと心配だったが、模擬試験をやった結果、聴解は1ミスという素晴らしい結果を得た。しかも今までN1の聴解はなにをやるかわからない状態でこの成績である。

原因は、やはりこの1年間かと思いますね。ほぼ日本語でしか通用しない生活では、仕事までも日本語ばかりだと、会話力と聴解力は毎日も知らないうちに飛躍的な進歩を遂げたかもしれない。武漢ウイルスのこともあるけど、ぼくはこの1年間いろんなことを一人でやってましたねそういえば(仕事探し、様々な手続き、新築探しまで)…。模擬試験の聴解では見覚えるシチュエーションが多いし、実は毎日も訓練していた、ということになりますね…。

とはいえただの模擬試験なので、当日もうまくいくとは限らない。ただ、得たものもある。それは問題の種類と各問にどれをメモするべきかこと。あとは、当日の精神状態次第だな、問題や答えを聞き逃すは致命なので、こればかりはどうしようもできない。当日はコーヒーを飲むしか。

 

読解文法は、与えられた時間は110分だが60分で全問答えました。やはり速読のおかげかも知れない。ただ、問題はわりとややこしいので(特に読解)、そのへんはミスしやすい。聴解と同様、当日ではどんな文章がでてくるかわからないので、できることは新聞などを読むしかなさそうですね。

というと、やはり、単語と文法を集中的に訓練ですね…。

 

ちなみにぼくが目指すのは満点。というのも、いつもなにかをミスするから、ギリギリ合格を目指すのは危険。それに、N1試験を受けるのは合格ではなく、ぼく自身の日本語能力の証明ですから。