2日目の詳細
伊賀
忍者。それは外人が憧れるものである。しかし忍者という実態を知ってる以上、こういうのを見るとどうも笑ってしまう。いったいいつから、外人が勘違いされる忍者のイメージが出来たんだろうか、それもまた、謎かもしれない(一説では平和である江戸時代から様々な創作物で築いた)。
ともあれ、伊賀流忍者の本拠地である伊賀に、2日目は行きました。
ちなみに伊賀鉄道はSuica OKです(最近ICカードを対応したみたい)。本数は1時間1-2本、ほとんど無人駅だが伊賀神戸、上野などは有人です。松阪からでは、まず伊賀神戸まで行き、そこから伊賀鉄道に乗り換える。忍者列車は、3本(青、ピンクと緑)、会えるかどうかは運であるが、2日目がほぼこの場所で活動する体感では遭遇率が結構高め。むしろ会えないと言うと君は相当運が悪かったという。
伊賀上野城
この上野の観光地はほぼここ(城)に集中してると言ってもいいほど、城以外は閑散している。外人が大好きの忍者なのにね、城以外はもっと忍者っぽい雰囲気にしたら賑やかだろうしなぜしないだろうかね。
城自体は忍者と関係ないのです、藤堂高虎のものです。現存天守でもないですが、再建は昭和10年で戦前である。なるべく原物そのままにしたいので、出来上がった城と内部はわりと現存天守に見えるが、あくまで再建であり原物ではありません。中身はいろいろが展示されており博物館となっています。
伊賀流忍者博物館
はいここ。外人と子供だらけです。迎えは忍たま乱太郎のぬいぐるみで、まずは忍者屋敷が色々の仕掛けが展示され、子供がめちゃはしゃいでいた。屋敷で終わりではありませんが、地下では本物の忍者道具が色々と展示されます。水蜘蛛とか…。
ちなみに時間さえ良ければ500円で実演も見ることが出来ますが、もとより忍者はそこまで思い入れ深いでもないので、そのまま退散しました。
俳聖殿
実はこの伊賀上野。忍者だけではありません。もし日本文化が好きならば、むしろここで生まれる芭蕉のほうがメインではないかというほど。城内で唯一重要な建設物(国の重要文化財)として見なされたのはこれであった。建てられたのは城再建の後なのにね。これも忍者とは関係なく、芭蕉の旅姿をイメージとしたものであった。
芭蕉翁記念館
もちろん記念館も。ここはガイジンがいません。そりゃ芭蕉のこと知らないだろうな。
上野天神宮
又の名は菅原神社、祭神は勿論菅原道真。ちょうど七五三の時期なので子供が多い…。楼門と鐘楼は文化財です。城外で一番近い観光地・神社ではあるが、すでに外人はいませんでした。
敢國神社
伊賀の一之宮であり、新・平家物語でも登場したこの神社。社格ではやや高めでぜひ参拝したい気持ちであり、タイムロスを惜しまないことにわざわざ足を運んだ。
ちなみに忍者にも関係があるとか。
行くにはバスでしかないが、そのバスも1日に3本のみ。だから行くには相当時間を考慮すること。
ちなみに北側の高倉神社も行きたかったが休日ではバスがなく、行くのは数時間かかるので諦めました。
猪田神社
無人駅依那古駅から降り、徒歩15分ほどに猪田神社が鎮守する。ちなみに猪田神社は2社もありますが、寄ったのは下郡の猪田神社、もうちょっと遠い北のほうは猪田の猪田神社です。時間が限られているため下郡しか寄ってなかったがご本殿は桃山時代の極彩色であり、一見する価値があり…と言いたいだが、厳重に守られているため視認するのは難しかった。左側に寄り道があり、そこから登れば側面は確認可能ですがやはりなんか物足りないんですね…。
ちなみに参拝したときは完全無人であり、御朱印も書置きのみ。
大村神社
青山町駅から徒歩10分ほどの距離で、ナマズさんが多い大村神社に参拝しました。宝殿は国宝だが確認するのは難しかった。
それ以外では虫喰い鐘は日本最大奇鐘の一つとも言われる。本来はここに置くものではなかったが、元に置いてあった寺は廃寺とされた。
祭神はナマズさんではなく垂仁天皇の皇子であり、勘違いされないように…とはいえすっかりとこの神社の名物とされましたね…
地震除けの要石(拝見できません)を奉鎮せられ、大地を揺るがすナマズさんを抑える役目です。だからナマズさんはむしろ何とかしないといけない側なんですね…
願掛けなまずを拝受でき、家に置いて願いを叶えてくれる。そして神社の本殿に置いてたたくさんの欄干なまずは返納された願掛けなまずです。
飯
流石にまた伊賀に戻るのはあれなので飯は松阪に戻って食べることにした。今回は洋食屋牛銀です。本店のほうはどれも1万円台で予約済みとかそういうものしか入らない。しかし隣の洋食屋牛銀は定食屋で、お手頃価格で様々な松阪牛定食を食べられます。
松阪でご飯に困るとき、ここはベストチョイスかもしれない。量が豊富で美味しかった。
本店は結局入れないから比較はできませんが、同じグループなので、そんなに変わらないはずです…たぶん。
続。