3日目の詳細
伊勢
かつて毛沢東が長城に行かないやつは中国人ではないとかほざいたが、是非はともかくして、日本的な「長城」はおそらく伊勢神宮であろう。あるいみ神社の総本山、アマテラスさまが鎮座する伊勢神宮は、日本を代表する「行かないやつは日本人ではない」史跡ではある。
結局僕は長城よりも伊勢神宮を先に行きましたが中国人ではありませんね(笑)。
伊勢神宮
伊勢神宮では外宮内宮別宮さまざま、単純に御朱印として数えると7箇所もあり、中でも伊雜宮と瀧原宮は伊勢地域から外れている。たぶん車なしで1日全部回るのは厳しい。なので、自分もそこまでの余裕がなく、伊勢地域の5箇所のみ参拝しました。参拝順はとくにこだわりがないとよく言われましたが、本宮→別宮という順と、外宮→内宮という順を踏襲し、豊受大神宮→月夜見宮→皇大神宮→月讀宮→倭姫宮で参拝しました。
さすがに日本一荘厳的な場所でもあり、心身を清める場所です。その雰囲気は流石というべきで、言葉では言えないが無形な圧力がありましたね。拝見する頃では幸いアマテラスさまも姿が表れました。たぶん気持ちが通じたと思い、本音を込めてそのまま祈りました。
さらに5000円で神棚を拝受し、1000円でアマテラスさまの神礼を迎えました。1年後戻るのは正直わかりませんからたぶん返納せずそのまま家で鎮守します。
ここは観光地ではなく神聖的な場所、まさしく西欧や中東の宗教の聖地のようなもの。
ちなみに月夜見宮は外宮に近いし、そもそも伊勢駅の隣なので参拝しやすいが、月讀宮と倭姫宮は徒歩で行ける距離ではあるが15分程度の距離なので、天候によってはバスを利用するほうが望ましい。でもそういう外れている場所だからこそ、本殿はとても静かで雰囲気が格別であろう。
とりわけ倭姫宮は雰囲気的に、内宮よりも浄化される感じです。内宮は参拝客が多いからですね、どうしても煩わしい。だから別宮のほうが静かで荘厳さがあった。
猿田彦神社
これは厳密に伊勢神宮ではありませんが、おかげ横丁を出てすぐの場所で、おそらく内宮といっしょに参拝する方が多いだろう。伊勢神宮と比べるとそこまで広くありませんが、場所的に近いからかやはり賑やかだった。
鳥羽・志摩
伊勢志摩の見どころは大抵真珠です。なので目ぼしい史跡はそれほど多くありませんし、あったとしても珍しいものではありません。なので賢島は駅メモを埋めたらさっさと退散した。
結局温泉むすめのために相差まで下ったが、金剛證寺が無理だから時間が浮いただけで、元々そこによるつもりもなかった。ゆえに結局三重県の温泉むすめ、志摩温泉エリアだけ取りこぼしたのはまったく予想外であり、ちょっと無念であった。
鳥羽城跡
九鬼嘉隆の城。今では史跡よりも、あのデカい「ラブTOBA」のほうが有名みたいだが、それでもこの地域で最も有名な史跡…のはずだった…。
城こそ取り壊されたが登ると鳥羽を俯瞰できますから結構いい眺めです。
ちなみに九鬼嘉隆は水軍として有名だが、彼も真田氏と同じく、氏族存亡のために関ヶ原では自身と息子が東西軍にそれぞれ所属し、結局九鬼嘉隆自身が西軍所属で敗軍の将として悲運の最期を遂げた(しかもかなり悲しいすれ違いという)。
相差海女文化資料館
このへんは本当に真珠エリア。海女は何か、というと、素潜りで海藻や貝類などを採る女性のことです。運が良ければ真珠でも。
資料館の温泉むすめグッズもうありませんが無料で入れるのでバス待ちであればここは少し時間を潰せるはずです。
二見ヶ浦
二見興玉神社
ここは行く予定もなかったが、Blueskyからここがおすすめと言われて、最後は帰りのついでに寄りました。
体感としては、外人率は忍者博物館の次に多い。なんだかなー。見ものはあの岩なんですけどね。
史跡ほどでもないが、時間も時間でゆっくりに写真を取りながら帰るのは最適なので、回るのを最後にした。
飯
さすがに松阪はもういいかなと思って伊勢か鳥羽で飯を探った。二見ヶ浦駅につくと伊勢行きの快速みえが来たので伊勢に行くことに。まだ17時だがすでにめちゃ暗く、参道の店もほとんど閉店となった。しかしまだディナーではない時間。色々と探ると、「Steam Kitchen hanakago’me」という創作料理店でディナー。名物は蒸した料理。そこまで高くないのでちょうどよかった。
続。。。