肯定だ
世紀末のオープンワールド、10月では『Mad Max』が発売されましたが全くハズレだった。結局頼れるのはやはりこの前作では傑作と呼ばれたフォールアウトシリーズの続編『Fallout 4』ですね。個人的に完璧ではないものの、ゲームとしては確かに非常的に良く出来ていると思います。少なくとも、年末年始でゆっくりにゲームをやりたい人には、このゲームはベストチョイスなのでは?
荒廃した世界では何ができるか、ということは『Fallout 4』は最大限に表現された。生き残るために必死に頑張る人もいるし、「北斗の拳」のようなモヒカンもいるし。そしてこの世界であなたの行動と選択は全く自由です。善人プレイもできるが、誰でも恐れる究極的な悪の存在も可能です。ただ、まあ、敵より見方が多いほうが良いとことも、このゲームでは反映される。あまり敵を増やし過ぎると、行き先が無くなって、結局追い詰めるの自分自身だけです(笑)。
PS4になって、グラフィックはかなり進化された、そしてフリーズやバグの具合は、ないとはいえないが、少なくともPS3世代の『Fallout 3』や『スカイリム』と比べたらかなりまともになっている。クリアまでのエラー落ちは、よく考えたら5回ぐらいだけですね。どれもいきなり落ちたが、オートセーブが多いし、クィックセーブもとても便利ですから、大した問題ではなかった。
フィールド自体は『ウィッチャー3』などのオープンワールドゲームと比べたらやや狭いと感じるが、こっちは歩くしかないから問題はないと思います。ただし、このゲームでは建築システムが導入されたせいか、遠いとこまで行っても見慣れた風景だった。そこはかなり残念だった。恐らくゲームで唯一、異様と思った場所は「輝きの海」だろうけど、あそこはまあ設定だしそもそも本当の地獄だから。ビルダンジョンやサブクエストは確かにたくさんある、やればやるほど増え続けるクエストでなんかエンドレスみたいなゲームで素敵だったが、よく考えたらどれもお使いだった。ストーリーやメインに関わるクエストは多少興味深い話はあるが、サブクエストは正直やればやるほど飽きやすいと思います。まあやるかやらないかそれも個人の自由ですね。
ストーリーに関しては、『スカイリム』と比べたらかなりわかりやすい話になってる。日本語のローカライズは残念な仕様だが、まあよく聞けば理解できない話ではない。少なくとも主人公の最初の目的は至極でシンプルだ:自分の子供を探すため。そしてそれを達成するために色々な寄り道をしている。『ウィッチャー3』を思い出すね。そして途中で関わったいろんな派閥によって、話の展開が発展していく。ストーリー性は『ウィッチャー3』ほど面白く無いものの、まあ無難のレベルですね。ただ、主人公の反応はあまりあっさりで、展開のフォローも雑です。この辺は相変わらずベセスダ。まあ、ゲラルトのような個性があふれる主人公を求めるなら、素直に『ウィッチャー3』をやるべきでしょう。少なくともキャラクターの対話は、個人的に面白く無いね。
システムについてはこのゲームはやれることが多いが、いかんせん説明がとても雑で、最初ではやりにくいと思うこともある。そもそもチュートリアルの仕様でもすごい適当で、非常的にわかりにくい。例えばコアである拠点建築システムだが、そのチュートリアルは基本のことすら説明してない。そして操作も非常的にやりにくい。基本のことさえ分かれば、このシステムはマインクラフトのように自分自分だけの拠点を好きなだけ作れるが、その説明は本当に不合格と思います。最初はどうすればいいのよ、面倒くさいと思って、もうやめようと思ったこともありました。そもそも施設に配置や補給線などの確認ややり方はとても雑で、どの人が未配置なのかそれをわかりやすく確認する手段がない。世紀末とはいえ、最低限の確認リストぐらいはあるだろう?
とはいえ、拠点作りなどが好きならば、このシステムは割とハマりやすい。ものを作るために、様々なジャンクを集めて解体、そしてジャンクを求めていろんな場所を探索、下手にすればメインのことまで忘れて、拠点だけ弄ることも。全く寄り道でやらなくてもいいですが、自分自身だけの『Fallout 4』世界は、このシステムで達成できると思います。将来ではMODの対応によって、更に面白いことができるだろう。ただ、拠点の範囲も拡張できればいいと思うな、とたまに思う。
戦闘についてはFPSですがTPS視点でもできます。ただ、本作のエイム仕様は割りとやりにくいから、TPS視点だと少しやりにくいかもしれません。確かにRPGではあるが、レベルが高くても敵のグール集団に出会ったらあっさりにやられることもある。とはいえ、V.A.T.S.というシステムが用意されて、発動すれば敵を確認することができます。ザ・ワールドみたいな性能だが、サバイバルではとても重要であります。まあ使うかどうかも個人の自由ですね。もちろんステルスプレイもできるが、このようなゲームではそれをやるには少々難しいかもしれません。とはいえ、戦闘については完璧ではないがやれることは多種多様、近接でもいいしミサイルランチャーでぶっ放すもいい。武器のMODクラフトのよって、好きな武器を強化・改造できる。さらにコンパニオン、つまり仲間を連れて一緒に旅に出すことも可能で、今回の仲間はついに不死仕様となりました!スカイリムでは仲間が死んだらそれで終わりでいつも怖がるが、今回のコンパニオンは死なないからそういうストレスもなかった。コンパニオンは武器や防具もカスタマイズできるので、とても自由なんです。ただ、コンパニオンは一人しか同行できないから、離れたコンパニオンはどこにいるか、頭で覚えるしかない。そこはやはり不親切。せめて仲間の居場所ぐらい確認できる手段があれば…。クエストの居場所は確認できるのに、仲間ぐらいはやればできるだろう?
と、大抵はその感じです。今回ではレベルが無制限なんですから、時間さえあれば全てのPerk(スキルみたいなもの)を取ることもできる(そのために永遠に発生するクエストもたくさんあります)。ロードについてはまあ長いけどそれほどストレスにならない。少なくとも『Mad Max』ほど長くありません。ゲームのあらゆる仕様はとても不親切ですが、慣れたら本当に中毒性が高いゲームです。少なくともやれることは多いし、たとえクリアしても、恐らくまだ未探検の場所はたくさんあるだろう。ローカライズについては残念にしか言えないが、不快だがプレイに支障はありません。よく『ウィッチャー3』と比べるが、『ウィッチャー3』はストーリー重視でこちらは自由度と探索重視で、それぞれ別ゲームと思います。とりあえず傑作であることは間違いなく、完璧ではないがPS4買ったらやる価値はあります。
次このゲームが理由で会社を辞めた人は、あなたかもしれませんよ?(笑)
THE GOOD
+自由度が高い、中毒性が高い
+拠点建築システム
+『Fallout 3』の続編だから完成度はそれなり高い
+ラジオの音楽は癒やされる
+探索の面白さを覚えるゲーム
+コンパニオンが不死なので仲間の死亡はもうストレスにならない
THE BAD
-すべての説明が不親切、システムのUIも
-日本語だけか?対話の最中、たまに主人公だけ映ってるフリーズのようなシーン
-ストーリーや対話はやはり面白くない
-ローカライズの質が悪い
-FO4はとんでもないものを盗んでいきました。我々の〇〇時間です
ゲーム内容:PERFECT システム:EXCELLENT グラフィック&演出:GREAT サウンド:EXCELLENT
EXCELLENT