かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

ドラゴンボール ゼノバース2

レビューバージョン:PS4

前作では可能性を見せた『ドラゴンボール ゼノバース』、今回では前作のシステムをほとんど流用し、改良した。あるいみドラゴンボールゲームの一つ完成点と言えるでしょう。

フレームレートが60fpsになったことで、戦闘は格段的に爽快になった。そして何より敵は前作のようなスーパーアーマーがなく、バランスもある程度落ち着いた。少なくともストーリークリアまでは、そこまで苦労はしないだろう(フリーザ最終戦は結構難しかったけどね)。まあ、なにより「ブッパゲー」から開放されたので、バランス調整がある程度力を入れたと見える。レスポンスはたまにおかしい部分はあるが、おおむねは良好で、戦闘に関しては満足であった。ただし、終盤では敵のAIが急激に強くなりすぎて、慣れないとこっちがサンドバッグになりやすくて結構面倒なこともある。やはり終盤の理不尽さはあまり改善されてないと思いますね…。

原作ベースは変わらないから、ストーリーは前作とそれほど変わらないだろう、と思ったが違った。中盤以降ではグッとくる展開が多いので、むしろ前作以上なのでは?ということもある。まあ、前作のような原作イベントシーンが減ったので、ほとんどいきなりバトル突入のは残念だが、面白さは失っていない。さらに終盤では前作プレイしたことあると嬉しい展開もあるので、そこは素晴らしいかな(ただし疑問がある、あの展開だとこの世界の歴史そのものがぜんぜん違うなのでは…?)

多少は雑なこともあるが、シナリオはやはり良質で、『ドラゴンボール ゼノバース』らしい熱い展開であって楽しかった。劇場版キャラクターはゲスト扱いではなく、ちゃんと原作も用意されるともっと良いが(そもそも知名度は原作キャラより低いので、それでこそ原作再現での説明が欲しかった)。

拠点はものすごい広くなってるが、中盤飛行解禁すれば特に問題にならない。賑やかになったので、結構拠点らしい拠点です。前作のPQクエスト以外でも、先生クエストやタイムクエストなども多めに用意されてるほか、進化クエスト(例えば超サイヤ人になる)まで用意されるから、やれることが結構多く、非常的によろしい。そもそも前作は超サイヤ人になっても何のイベントもないからねえ、故に今回はイベントクエストが用意されて結構嬉しかった。

ゲームとしては前作+アルファという意見もあるが、正統進化として考えるとまあ妥当じゃないかな。

 

THE GOOD

+正統進化である

+中盤以降のシナリオはよくできました

+バトルが爽快、バランスは前作よりも改善

 

THE BAD

-劇場版キャラクターは使い捨てでちょっとつまらない

-新要素が少ない

ゲーム内容:GREAT システム:STANDARD グラフィック&演出:GREAT サウンド:STANDARD

GREAT