軌跡のこともあって、ややスピードが落ちてたが、先日の長野県の旅や、シーパラの移動などで集中に消化していて、やっと今日23時、巻13を読破しました。
屋島の戦いは四国の地形を一気に勉強できたといい、壇ノ浦まで近づくと、山口の地形もどんどん鮮明となっていく、幼い頃がなぜか地図を読むのが好きなので(まだGoogle Mapが存在しない頃、よく地図の本を持ってトイレに引きこもるのです)、こういう戦記物と地図を見て、妙にツボるよな…。
さて、ほぼ義経メインとの話だが、平家側もちゃんと描かれたので、割とバランスよく見えるが…どちらというと、義経が有能よりも宗盛の無能さが際立つ。屋島といい、壇ノ浦といい、もしかして宗盛がもうちょっと冷静に対応できたら、結果は違うではないか、とそもそも作者自身でも小説で指摘していた。この本は小説なので、本当の歴史とは異なるかもしれないが、実際平家は倶利伽羅からでは度々の失策で落ちぶれとなり、おそらくこの話は完全なる創作でもない。
さて、たぶんこのまま巻14に行きます。他の本に浮気せず、全巻読破まで目指す。