かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

オーディンスフィア レイヴスラシル

オーディンスフィア レイヴスラシル
Odin Sphere Leifthrasir

ぞくへんまだかな

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この時代、たまに2Dのアクションゲームは時代の遅れと聞くが、この『オーディンスフィア レイヴスラシル』を遊んだと、それは全く間違いと思いました。確かに2Dだとできることはそこまで広くないが、それでも2Dならばということがある。 この『オーディンスフィア レイヴスラシル』はまさに上質な絵本で、2Dでしかこの美しさを表現できる一例である。

ゲームは5人の主人公で展開する、そして最終的に物語の終焉に集結する。同じ時代だが主人公それぞれの視点でこの世界を描くことで、世界感を立体的に描くことができました。ストーリーは小さいな女の子が本を読むことで全てを繋がり、そして最後ではプレイヤーの決断で世界の結末を決める。ストーリーはそこまで複雑な話ではないが、キャラクターたちをうまく描き、それぞれの性格と表現をうまく表現することで、非常的によくテンポがいい話であった。ただ、別の主人公で見たシーンは、他の主人公だとほとんどスキップされて、たまに展開が読めないということもある。しかし、最後の最後では世界を救い、シンプルだが感動的な話でした。

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ゲームは横スクロールアクションでRPG。敵を倒すことでフォゾンとアイテムを手に入れ、そしてレベルアップする。経験は戦闘よりも、食べ物がメインということはヴァニラウェアらしい。相変わらず食べ物が豊富で、そのグラフィックもたくさん用意されている。思わず腹が減ったことも。そしてスキルなどはたくさん用意され、最初では微妙だったキャラクターも、スキルなどの強化を通じ、終盤では凄い強いキャラクターになってる。RPGでちゃんと「成長した」と実感できることがとても良いのです。本当に、どんどん強くなったということは、RPGでは不可欠ですね。

そして戦闘自体はとても軽快でサクサク、テンポよくとても気持ちいい。アイテムとスキルの運用することで、かなり派手なことまでできますし、たくさんの敵をかっこ良く倒すことは、まさに爽快であった。ロードもなく処理落ちも殆ど無いから、全くストレスを感じなかった。『ドラゴンズクラウン』や『朧村正』よりもスピーディで、やや無双に似ているがアクションのバリエーションがそれよりも遥かに広い。正直ここまで何度やっても楽しい戦闘は、久しぶりと思います。ゆえに、個人的に『ドラゴンズクラウン』や『朧村正』よりも満足とのことです。さらに5人の主人公はちゃんと差別化され、それぞれの特性があって、戦闘自体もやや変わってる。構成が違うとはいえ、やはり舞台は同じだから、5回も同じことをやるのはダルいけど、キャラクターがちゃんと差別化されたおかげで、そこまで苦しいことでもない。まあ、メルセデスの序盤ではかなり癖があって、最初ではイライラしたこともあるが、大まかは楽しい楽しい戦闘で、久しぶりに夢中になった。

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さらに敵の中ボスやボスの種類も多い、それぞれ動きが特徴的で、攻略することも面白い。勿論ベルドーなど、かなり面倒くさいボスもいるが、鬱陶しいボスはそれほど多くなく、ゴリ押しで倒すか、それともかっこ良くノーダメージで倒すか、まったく自由で良い。

総じて、2Dアクションでは最高峰なのでは?と思うぐらい素晴らしいゲームであった。

さらに2DでHDリマスターだけど、本当にまるで絵本のようで背景もキャラクターやその動きも美しいで綺麗。ヴァニラウェアは本当にこういうの凄いうまい。他のゲームではまったく表現できない幻想的な雰囲気を、このゲームでは最大限で活かした。そして音楽も壮麗で、中毒性があるアクションとともに、思わず魅了されてしまう。そう、3Dはこういうの絵本的な表現はまず無理だろうと思わず考えました。ゆえに、2Dのアクションゲームは時代の遅れ?ノーである。

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そういえばこのゲームは元々、PS2の作品でしたね。あいにく当時はやったことないので、PS2版との比較はできません。ほかの人の感想を見るとかなり改善されたようで、もしPS2版に不満を感じた方は、ぜひもう一度、この作品を触ってみましょう。きっと感動すると思うよ。

このゲームをクリアした瞬間、少し呆然した。うん、これほどハマったアクションはこれまであったんだろうか。いつになったら、またこのようなゲームを遊べるだろうか。まるでとてもとても面白い物語を読んだ最後、脳内では複雑なことがいっぱい詰めています。「おもしろかったー」と感嘆した同時に、ぼくは落ち込みました。クリア後アリスちゃんが「おやつはまだかな」と喋ったを聞くと、ぼくも思わず、「ぞくへんまだかな」。

 

THE GOOD

+相変わらず高水準の2Dグラフィック、まさに絵本のように美しい、幻想的

+視点の違いによって世界観がより立体的

+戦闘は軽快でサクサクだがアクションは奥が深い、中毒性がある

+ちゃんと成長を実感できるRPG

+音楽もグッド

 

THE BAD

-キャラクターによって序盤はイライラするかも

ゲーム内容:GREAT システム:EXCELLENT グラフィック&演出:EXCELLENT サウンド:EXCELLENT

EXCELLENT