かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

Paris Games Week プレスカンファレンス 2017

前座イベント

  • 『Guacamelee! 2』(覆面闘士2)がPS4向けに発表、近日配信
  • 『The Hong Kong Massacre』、『The Gardens Between』が2018年配信予定
  • 『ロコロコ2リマスター』、海外12月9日配信
  • 『Tennis World Tour』2018年発売予定
  • いっぱいVRタイトルが発表された
  • 『バイオハザード7』DLC「Not A Hero」新トレーラー
  • 『FINAL FANTASY XV』エピソードイグニス、12月13日配信予定

メインイベント

  • SUCKER PUNCH新作、日本戦国時代鎌倉時代を舞台した新作『GHOST OF TSUSHIMA』
  • グラフィティアクションゲーム『CONCRETE GENIE』が発表
  • Play Linkタイトル『Erica』発表
  • 『MONSTER HUNTER WORLD』、『Horizon Zero Dawn』とコラボ、アーロイがゲームで使用可能に。またベータがPS Plus向けに12月9日配信(現状海外のみ発表)
  • コードマスターズ新作『On Rush』発表
  • 『The Last of Us Part 2』最新トレーラー

アサシンクリードオリジンズ1

まずPC版やってますので。まあやってみればわかるけど60fpsはすごいヌルヌルで気持ちいい、やはりフレームレートだけで世界が変わるよね…ゆえに洋ゲーができればPCに移行する理由です…。ちなみにぼくのPC構成では最高クォリティの1080pで70fps以上は出せます。

と、プロモーション権利は箱になったせいか、これまでのPC版UBIゲーはPS4コントローラーを対応したが今回は対応してない。ゆえにDS4Windows必須です。

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感覚はこれまでのアサクリよりもRPG要素を意識している。レベルの差が離れると敵はなかなか倒せないからレベルアップが重要となった。もちろんステルスプレイは可能だが、ゴリ押しでも可能(だがそれなり面倒)。難易度まであるし、好きにすればいいとのこと。ちなみにつまらない尾行クエストがなくなったのは個人的に嬉しい。

まあソニックまではこれがメインとなる。

巨影都市

レビューバージョン PS4 Pro

このゲームはどう評価するか正直難しいものです。サバイバルアドベンチャーゲームなので、ストーリーとサバイバル感が大事なのだろうか、でも最初の1話すでにサバイバルよりネタゲームということを察した。あまりにもツッコミ満載のイベントシーンがたくさんなので、最初は「は?」と思ったが中盤からはもう慣れてきてクスッと笑うだけだった。ホラーやサバイバルなどを期待するなら正直あまりよろしくない、正直あまり怖くない。まして逃亡シーンは緊急回避だけ押せばたいていなんとかなるから、サバイバル感は正直あまり感じないんです。まあ、でも巨影の登場は確かに迫力だった、またオリジナルネタを知ったらニヤリすることも。主人公たちの行動があまりふざけ過ぎて巨影自身はただの飾り・おまけとのシーンもあったけど、まあ、コンセプトとしては合格だと思いますね。

ただしゲーム性自体は革新的ではなく、システム自体もかなり古い。何よりゲーム全体は妙に重くて、レスポンスが悪い。特に即死QTEがそれなり多いゲームなので、緊急回避ボタンを押してもなかなか反映されないこともあって、わりといらいらする部分もある。ロード時間がかなり長い(30秒以上)、初見殺しや即死が多いゲームにこのロード時間は実に致命。また、フレームレートはとてもひどくて、ゲーム進行に支障が出る部分もある。そう、PS4 Proでも処理落ちは多発するから、特に爆発や逃亡など、レスポンスを求める部分ではかなりストレスが溜まるもの。また、カメラもいまいち。とあるシーン、カメラが急に変わったことで、方向操作まで変わって結局死んだ、ということをよく覚えてる。ここまで操作性が悪いゲームは正直最近では見たこと無いね。だから楽しいかどうか、このゲームは正直ノーですね。

あとボリュームは短い、たぶん10時間ぐらいで終わる。まあアドベンチャーだから仕方ないこともあるけど、エンディングは変わらない、分岐も限定的ということで、フルプライスから見るとやはり物足りない。収集要素は用意されたが、特に意味が無いことが多く、さらに引継ぎもできないから、正直手抜きにも程がある。ストーリー自体も大したことないし、なんだかお使いみたいな感じもある。巨影もただのおまけで、シナリオに影響することは何もないんです。せいぜいちょっとだけレイバーを操作できるぐらい。だから振り返ると、このゲームはなんだったんだろうというと、うんなんだったんだろう?

無駄に多い選択肢は健在なので、絶体絶命都市が好きならばまあそこは期待通りかもしれません。ネタゲームとしてはなあある意味有りかもしれない、あまりふざけ過ぎて笑ったことはあったし。ただし、純粋に”ゲーム”として評価すると、ボリューム、操作性、処理落ち、内容、どれも最悪で、しかもフルプライスなので、実にとんでもない酷いゲームである。

ゲーム内容RUBBISH システムPOOR グラフィック&演出POOR サウンドPOOR

POOR

今週のPS4タイトル紹介

.hack//G.U. Last Recode

バンダイナムコエンターテインメント

PS2時代バンダイを代表するRPGの一つ。今ではオンラインゲームが舞台となるSAOが人気だが、この作品が先行者とても言えよう。また、CC2が躍進するきっかけともあるゲームシリーズ。

知名度はあまり高くないが、設定や人物関係などは非常的に作り込んだため、ファンからの評価はそれなりに高い。長い間では新作が出てないが、今回ではPS2の.hack//G.U.三部作をまとめてリマスターされるとのこと。また、その三部作の続編が新録される。

なお、.hackの初代ではこのG.U.ではないため、ドットハック未経験者の方は要注意です。

コール オブ デューティ ワールドウォーII

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア/アクティビジョン

毎年も出るCOD、勿論今年も例外にない。最早定番というべきか。長い間近未来が舞台だったが、ユーザーからではもう近未来はやりたくないとの声が大きくなったため、今回は再びWW2が舞台になっていた。

どういうゲームなのか紹介するまでもないだろう。

軌跡クリアで巨影移行

レビューも書いたので、これで一件落着だが、まあとりあえず参考までに軌跡のクリア時間は90時間。ええ、そこまで時間がかかるゲームなので興味ある方はそれなり覚悟する方がいい。まあもちろんこちらは寄り道とクエストほとんどコンプしたからこの時間だがな…

正直プレイ時間だけ見ると素晴らしいゲームであるはずだが、やはり未完ということは大きな問題だよね。その分『イース8』やザナドゥなどクリア=話の終わりのが良かったな。まあこの終わり方では、来年閃4出ないと流石に怒るんだが

 

さて、巨影のほうがそんなに時間かからないようでそっちに移行。とりあえず7章までクリアしたが、感想といえばネタゲーム。しかし一番の問題は処理落ちが酷い。ええ、PS4 Proですが処理落ちのせいでなんだか疲れるゲーム。内容自体はツッコミ満載だがまあネタゲームですね。ただ、エヴァやレイバーなど好きならば、それなりツボるシーンがある。まあ、内容自体は絶絶みたいなもんだがな…

正直楽しいかどうか気にせず、純粋にネタゲームとして遊ぶのはまあ有りだけど、面白い!?とかいうと、うん今のところノーだね。基本ではステージで移動、イベントを起こすだけなので、大きな分岐もそこまで多くない。一応サバイバルだからそれなり即死ポイントもあるし、まあ普通ではそう簡単に死ぬことはないが、ロードは極めて目立つのでちょっとイライラする事もある。

あと、一部の演出はあまりにもあっさり過ぎてちょっと味がないな。感動シーンのはずなのに、なんだかあれ?としか感想がない。

英雄伝説 閃の軌跡III

レビューバージョン PS4 Pro

軌跡シリーズとの付き合いは、もう10年前からのだろうか。PSP時代ではおすすめ作品と言われて、結局『空の軌跡FC』をやって、いつの間にか、まあいわゆる「ファン」となっていた。必ずや好き、というわけでもないが、結局軌跡は全作品クリアしましたな…。

空ではシナリオとキャラクターが特に印象的で、そして大いなる壁を仲間とともに乗り越え、そして様々なエピソードや関係で、特に好きだった。おそらくあれがきっかりとなるだろう、これからはどうなるかと気になって、このシリーズと付き合うことになった原因。あとはBGMかね。流石に認めるべきか「銀の意志」などは記憶に残る名BGMであった。まあそういうわけで軌跡は毎度も、シナリオとBGMが特に期待していた。

しかし閃の軌跡からか、シナリオがどんどん雑になったにきがする。特に同じパターンの繰り返す、過剰なサプライズ狙い(ただしもう予想できることが多い)、とりあえず伏線だけは撒いたが回収は引っ張る。なんだかどんどん茶番劇にしか見えなくて、今空のことを振り返ると、本当に遺憾と残念としか無い。今回も、ボリュームこそは素晴らしいものの、毎度も「その必要はない!」「フフフ」「あはは…」「……ぁ……」「(パクパク)」など何度も出てくる台詞や、ピンチ→助っ人、ヴァリマール→必要ない→誰かさんが登場、説明シーン→突然時間切れなど、同じパターンのイベントシーンを見て、正直飽きたものだ。特にボス戦後では必ず大勢なものが出てきて「挨拶」するのも、「またか」としか感想がない。こうやってこのようなことを繰り返し、物語は進展しないままたくさんの時間が浪費された。最初の1、2章は空、零のファンへのサービスとも言えるが、本音といえばさっさと「話を進めよ」という。なにせ「閃の軌跡」シリーズとしては今回はもう3作目ですよ、普通ならすでにクライマックスだろうけど、今回はまた新たな絆を育つだけの話で、4章や終章のみ、やっと話が動いたという。新たな展開があったらそれはそれでいいが、特になにもないのは、致命的だった。

勿論、中途半端な終わり方も不満点ですね。空FCでも零でも、一応”内容”はきっちりと完結した、少なくともゲーム内で見せた問題・危機はしっかりと解決された。でも閃Iでもそうだったが、今回も何も解決しないままで終わった。ゲームはクリアしたが、果たして「なにをクリアしたというのだ?」という疑問と不満しかありません。こんなにもすっきりにしない、何の達成感もないRPGは、正直最悪だと思う。せめて内容だけはどこかでちゃんとして完結してほしいものだ。80時間以上をプレイして、得たのは「To be continued」という虚しさと残念さ。本当にどうしようもない。

思えば『うたわれるもの 偽りの仮面』もそうだったよね。確かにたくさんの時間を掛けて、新キャラとの関係を描写する、そのような前章があったこそ終章は感動したとものの、事前はそんなもの知らないし、完結しない作品を買うつもりはなかった。特に、空FCと零は「前章」であってもきっちりと完結する作品があったからな。

そもそも、「閃の軌跡」からだったか、活動範囲やすることが制限されて、日常→特務→日常→特務→という流れが、シナリオ展開の鎖にもなったという。まだ終わってないし次の日常パートもあるから、どうしてもどこかで伏線を引っ張るしか無かった。またそのせいで同じような展開が多発するだろう。やはり空のようにちゃんと冒険するほうが、物語としては展開しやすいじゃないかな。まあ個人的に、「閃の軌跡」は毎度毎度、ただ同じやることを繰り返すの不満であった。

それはさっておき、ボリュームとしてはたしかに最高だと思います。普通にやってもどうしても60時間以上は必要ですので、まあそこを考えるとRPGとしては傑作ですよね…。本当に、内容さえしっかりにすれば…。

また、今回はPS4だけにあって、グラフィックやモーションはあまり変わらないものの、たしかに色々と進化したな。例えばロードやテスクチャなど、まあ、ほかのPS4作品と比べるとやはり物足りないかもしれないが、一応クロスベルがこうも立派に立体化された事を見て、実に感動したという。

この作品には2つ大きな不満点がある。一つは前述のシナリオ、もう一つは戦闘バランス。簡単に言えば敵をブレイクすればたいていなんとかなる。そもそも敵をブレイクする前題というバランスである。それだけでは、まあ確かに問題ではないが、問題はブレイクが強すぎだ。特にオーダーと合わせると効果は絶大、敵は雑魚だけではなくボス、あるいはラスボスまでも、ブレイクすればずっと俺のターンで敵を完封できる。つまりどんなボスでも、うまくオーダーとブレイクを利用すれば完全勝利は簡単なもの。

ブレイクを利用しないだけでいいだろう、という話もあったけど、敵をブレイクしないと自己強化(高揚)や回復など、とても面倒くさいことを仕掛けてくる。ブレイクしないと敵の回復を追いつかない、そんなバランス。結局のところ、ブレイクゲーになってしまい、中盤からは戦闘は地味なブレイク作業を繰り返すだけであった。また(一部の)オーダーの効果があまり強すぎて、アーツはATボーナス以外使うことが無意味になってしまい、とんでもないバランスブレイカー。確かにブレイクは便利だが、強すぎだとゲームとしてはどうかと。せめてボスはブレイク効かない、あと高揚などを弱体化すれば…。

空FCからこの戦闘システムはすで8作目、正直もう安定してると思うけどこれはこれで残念としか言うことはないね。

BGMに関しては、まあかなりのクォリティだったが、印象に残るBGMはハーメルのアレンジBGMやBlue Destinationなど、どれも前作のBGMやアレンジなので、今回だけの新BGMで印象に残るのは特にありませんでした。これも少し残念。

軌跡との付き合いは、ここに来てなんか疲れてきた。まあ流石にこんな終わり方では続編は買うしか無いけど、本当にこのままではいいのかと思い始める。80時間をプレイして、ただ「未完」という虚しさ、しかもこのシリーズではもう二度目。開発は果たしてこの作品を通じてなにを語らうつもりか、あるいはどうしてこんな作品を送り出したか、そもそも開発陣自身は良き薫陶を受けたんだろうか…ぼくには到底理解できませんが、このシリーズへの不信感がさらに増した。

私が好きだった軌跡は、どこに消えたんだろうか。ゲーム中にあった空や零のアレンジBGMを聞く度にどうしても考えてしまう。

ゲーム内容STANDARD システムGREAT グラフィック&演出POOR サウンドGREAT

STANDARD