かりんちゃんの随心日誌

随筆、旅行の話、温泉むすめの話、香港の話、言いたい放題

GWはあしずり星ちゃんに会いに行く 弐・風雨の足摺岬

土砂降りとの予告

不幸にも、足摺岬入りでは雨予報が出ていました。しかも一日中で、土砂降りの時間帯も多い。なんかやはり一筋ではいかないなと思ったが、本来はあしずり温泉でゆったり露天風呂、そのまま夜空を見ることを期待していた。しかし、この天気ならきれいな夜空なんて無理だろうね。あしずりでの宿泊が結局できなくなったことは、もしかして天の告げかもしれない。精神的な勝利で自虐しました。

肝心な足湯は室内施設なので、最悪足摺岬の観光が叶わなくとしても、足湯のところで3時間待ち、グッズを購入してそのまま帰るのも、一応最低限のことは達成できる見込みで、そのまま中村駅を目指しました。

 

特急しまんと

今回の旅では特急切符はほとんどe5489で確保しましたが、この特急しまんとではできなかった。なぜかというと、窪川駅以降はJR管轄ではないから、e5489では窪川駅までしか予約できない。でも、穴場とはいえ、GWはさすがに混雑するだろうと不安を覚え、色々と探ると、なぜかいつも使っている東日本のえきねっとのほうが、中村駅まで予約できる。

結局、JR東日本のほうが有能という最高の証拠となりました。

 

中村駅まで

朝では早々にチェックアウトし、8:20発の特急しまんとで中村駅を目指した。満員とは言えないものの、指定席でも結構埋まっており、この特急でこのような混雑っぷりはGWでしか見られない光景であろう。

中村駅には定刻通り10:04に到着。そのまま駅前で接続している足摺岬行きのバス(10:14発)で今回の目的地を目指しました。

 

足摺線バス

あしずり星ちゃんがなぜ難しいと言われるかというと、第一中継地点である中村駅という場所が、行くだけでもかなり時間がかかるというのが最大の理由。もちろん離脱するにも同じです。四万十川に空港があれば楽になるかもしれないが、無いので長い鉄道移動で目指すしかない。そして駅から足摺岬までも、1時間半から2時間ぐらいかかります。道も細く、土佐清水市以降の道路は、バスから見てもこりゃ難しいなと感じるほど厄介でした。

そんなことを言いつつも、事前の調査では本数が結構しっかりしている。中村駅から土佐清水市までの連絡はこのバスだけだから、観光よりもこっちのほうが本命であろう。実際、当日の乗客では観光客よりも地元の方が多い印象でした。

本数はともかく、1時間半のバスはやはり苦痛でしかない。しかも地元民のためだろうけど、バスが取るルートがあちこち迂回しているので、余計に時間がかかる。

ちなみに、特急とバスの乗り継ぎは10分の余裕時間でしたが、コインロッカーを確認する暇がなかったので、重いバックパックを背負ったまま足摺岬を目指しました。

1時間半を経て、やっと足摺岬に着きましたが、天気予報通りに土砂降りとなっていました。しかも駐車場が混雑しているという理由で、バスは足摺国際ホテルまでしか行かず、岬以降は徒歩か無料バスを利用することになる。無料バスを見ると車はわりと小さく、車で岬に行けない影響で利用客も多い。徒歩6、7分の距離だから別にいいやという感じで、土砂降りの中を足湯へ向かいました。

 

万次郎足湯

パネル:◯(サイン通常絵1柱)

グッズ:◯(缶バッジのみ、スタッフ在席のみ購入可能)

祭壇:◯

ひどい雨でしたが、ついに足湯まで着きました。入口を入ってすぐ右手に、今回の旅の最大の目的、念願のあしずり星ちゃんのパネルが歓迎してくれました。「ついに、ついに、やっと会えたよーアステルぅぅぅ!!」と大きく叫びたいところでしたが、土砂降りだからか足湯の利用客がかなり多く、さすがに大声は出さず、とりあえず写真を撮りまくりました。

さて、この施設は無料の足湯と休憩スペースです。水曜日のみ定休日で、それ以外は営業時間内であればいつでも訪問可能。パネルももちろん、営業時間内なら自由に鑑賞・撮影できます。

ただ、グッズである缶バッジがご所望となると、スタッフ(足湯のママさん)在席の時間帯のみ購入可能です。ママさんがこの施設に在席する時間帯はかなり限られています。まず月曜日と金曜日は不在、それ以外では9時~11時30分と15時~18時となります。つまり、この時間に合わせない限り、缶バッジの購入は不可能です。

SNSでも、せっかく長い移動を経てここまで来たのに、パネルしか撮影できず、グッズを買えなかったという悲鳴をあちらこちらで見かけました。

なので、もう一つ、より確実な手段があります……っていうか、本当にグッズがほしいなら絶対にするべきことです。事前にアポを取ること。

そもそもママさんは上記の時間帯にいるとはいえ、なにか突発的な事情で結局不在という可能性もある。事前に訪問時間を伝えて調整することで、ママさんも合わせてくれることがあり、より確実です。なお、電話で連絡できる時間帯も上記なので注意すること。

今回のバスは12:00着で、ちょうど休憩時間となるが、事前にちゃんとアポを取ったので、15時待ち合わせということになりました。なので、足湯であしずり星ちゃんの写真を済ませると、15時までは足摺岬をゆっくり観光することにした。

ちなみに、缶バッジは5個購入するとステッカーがもらえます。缶バッジの在庫は充実しており、聞けば在庫は切らさないようにしているとのこと。なので、アポを取ればほぼ確実に購入できます。ステッカーも、ママさんが持ってきた袋を見ると大量にありました。奉納自体は可能ですが、壁に奉納物を貼る形で、そんなに大きな祭壇ではありません。

サワチャを配るマンと自負しているが、西日本なら奉納されているだろうと思って、今回サワチャ缶バッジを持ってきてなかった。そして、まさかサワチャ缶バッジが奉納されていないことに青天の霹靂でした。

今回の教訓により、今後は最低でも1、2個はサワチャ缶バッジを持ってぽか活します……

足摺岬の観光を終え、14時20分頃に再び施設へ戻り、雨が止んだ影響か人もおらず、のんびり足湯を楽しみながらママさんが来るのを待っていました。温泉は無理でしたが、せめて足湯ぐらい、という気分です。

そして15時、ママさんがほぼ定刻通りに戻ってきて、無事にグッズを購入することができ、軽い雑談もしました。足摺園の話もそうですが、代わりにおすすめの旅館も紹介してくれました。さすがにすぐ再訪するのは難しいが、いつかは本当にゆっくり夜空を眺めながら露天風呂に入りたい。

 

白山洞門

足摺岬のパワースポットは灯台と思われがちだが、個人的にはこっちのほうが一番素晴らしかった。国内最大級の花崗岩海食洞。その規模は雄大で、とても壮観でした。万次郎足湯からでも俯瞰できますが、やはり降りて近くで見ないと、その大きさは分からないと思います。

万次郎足湯で撮影を済ませると、雨が止みました。しかも足摺岬を離脱するまで、雨はかなり収まり、ゆっくり観光ができた。またしてもアマテラスさまの御加護です。だから9月は伊勢参りにしないといけない。

さて、足湯を出て岬方面へ向かうと、右側に白山洞門への階段があり、それに沿って白山洞門の近くまで行きました。かなり急な階段なので、土砂降りでは危険でしかないが、雨が止んだのでのんびり降りて、大自然の奇跡を鑑賞できました。

階段の途中では白山神社が鎮座しているが、本殿までの道(そもそももはや道ではない)がめちゃ険しく、無理に登ろうとせず鳥居のところで参拝しましょう。

 

足摺岬

階段から戻り、さらに岬方向へ向かうと、しばらくの陰道を抜けて足摺岬観光地に出てきます。左手にはお遍路さんの寺・金剛福寺、右手にはお土産屋やレストランのビル。そのさらに奥には、岬、灯台、展望台などへ続く遊歩道があります。

南方の植物が生い茂った自然豊かな遊歩道を進むと、岬や灯台に出ます。雨が上がったばかりで、時期もそんなに暑くないから虫はあまりおらず、道も実はそれなりに整備されているので、結構歩きやすかった。

灯台自体は残念ながら封鎖されており、中には入れません。

太平洋を一望できるのはもちろん絶景だが、遊歩道には足摺の七不思議スポットも整備されており、結構ユーモアがあって面白かった。

そのまま来た道を折り返し、分岐点では展望台まで上がります。こちらではGoogleマップでよく見かける景色、岬の突端に灯台が立っているあの風景が見られます。風が結構強く、撮影する際は夢中になりすぎないように。雨はやみましたが、この景色はやはり晴れてこそと思うと、少々残念な気持ちもありました。

展望台から降りると、実は6、7分歩けば天狗の鼻まで行けます。ここは再訪が難しいと思うと、時間も余っているし、訪問せざるをえないと感じて向かいました。こっちは道が少々険しいが、その代わり天狗の鼻の風景は本当に素晴らしかった。

この岬は夕日が一番素晴らしいと言われているが、宿泊が叶わなかったこともあり、離脱後は再び土砂降りとなったので、この日は結局無理とのことです。

 

金剛福寺

お遍路の38番札所。弘法大師が修行した寺であり、仁王門を潜ると大きく綺麗な池が広がり、風景はとても癒やされる。また、足摺岬といえば亀のようで、ここにも大きな亀(大師亀)の像がありました。

お遍路さんでもないが、軽く参拝し、納経をいただきました。

 

つばき

ここまで来て時間は13時頃。ママさんとの約束時間まではまだ2時間あり、そろそろランチが欲しくて近くのレストランにお邪魔しました。足摺グランドレストはこの日では定休日のようで利用できず、隣のこのレストランを利用しました。

ワンマンオペレートの店で、キッチンは1階、食事処は2階。ママさんは常に階段を昇り降りしており、とても忙しそうな様子です。軽く「食事してもいいか」と聞いてみるとOKとのことで、そのまま2階へ上がり席につきました。

メニューで結構悩みましたが、カツオのたたき定食に「本店の秘伝タレ」と書かれていたことに惹かれ、そのまま注文しました。

一人で経営している店なので、多少時間はかかるものの、もとより時間は余っているから問題はなかった。

では、肝心な味というと、自分は美食家ではないからあまり頼れないかもしれないが、評判に違わず絶品でした。甘みのある味付けが食欲をしっかり引き立て、鰹たたきとの相性も抜群。ご飯が進む味わいで、これまで高知で食べた中でも群を抜いて印象に残りました。

改めて、足摺岬は確かに難所でしたが、景色といい料理といい、やはり他所では体験できない魅力がいっぱいです。だから、本当にもうちょっと良い時期に、1泊してのんびり感動を味わいたい。

 

中村駅に戻り、ホテル、駅メモ、夕食

足湯で缶バッジを購入すると、15時40分のバスで中村駅に戻りました。ここに来て再び土砂降り。そして17時30分頃、予約したホテル「ホテルクラウンヒルズ中村」に到着しました。とりあえずチェックインを済ませ、20分ほどゆっくりすると、駅メモで宿毛駅がどうしても届かないことで、宿毛駅の往復を敢行した。

切符を買おうとすると、駅員から1日フリー券を渡された。どうやらGW期間では利用できるという。しかも500円という破格の値段。宿毛駅から窪川駅まで利用可能で、通常切符なら1000円以上かかる区間です。

「えっ?」と驚いたが、こうでもしないと生き残れないのだろう……。

乗ってみると、自分みたいな物好きか、あるいは通学利用しかいないようで、GWの混雑というものはこちらには全然恩恵がない。むしろ哀愁すら覚えます。

ちなみに、こんな辺鄙な田舎だと駅もどうせボロボロだろうと思っていたが、立派とまでは言えないものの、中村駅の駅舎はわりとおしゃれでした。

さて、とりあえず宿毛駅まで往復し、駅メモの用事を済ませると、そのままご飯を探すことに。

土砂降りなので遠くへ出かけるのはやめ、駅前ホテルのレストランで済ませました。さすがにカツオのたたきはもう腹いっぱいなので、今度は四万十豚の定食を堪能しました。

食後はそのままホテルに戻り、ホテルの特徴である大浴場で少しゆったりし、そのまま就寝しました。

 

(続)