かりんちゃんの随心日誌

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別所愛染 後編

旅宿 上松や(2)

さて、別所温泉のぽか活もここで一段落し、旅館に戻ってチェックインしました。部屋1室が温泉むすめ仕様にアレンジされており、予想通り固定部屋の505号室でした。聞いてみると、もう一つ真田・温泉むすめ仕様の部屋が6階にあるらしいです。

ともあれ入った瞬間、部屋の色調をなるべく別所愛染の水色基調に揃えていることにまず驚きました。さすがにトイレは普通ですが、和室はできる限り水色になるよう工夫されています。家具だけではなく、テレビの後ろの壁やクローゼットの両開きドア、照明まで水色にすることで、部屋全体がまるで別所愛染と一体化したようで、自分がそれに包まれているようでした。細部のデコレーションや本をよく見ると、かなりのこだわりがあります。クローゼットの中には別所愛染の公式イラストの制服コスチュームまで入っていました。もちろんただの飾りで、自分は男なので着るわけもないし、サイズも合いません。ただ、本当に愛染ちゃんの部屋のように仕上げられていて、逆に自分がよそ者として、しかも女子の部屋に侵入したような感覚になり、少し恥ずかしい気分さえありました。

とりわけ室内には別所愛染のパネルが2体も配置されており、ずっと見られているような気分で、最初は正直わりと戸惑いました。温泉むすめコラボルームにはそれなりに泊まった記憶がありますが、大抵はパネルが置かれているだけか、グッズだらけで、どちらかというとオタクの部屋のような印象でした。でもここは違います。完全に別所愛染が使っている部屋として仕上げられている。いわゆる女子高生の部屋に泊まっているような感覚で、たぶんそれが気まずさの正体かもしれません。

ちなみに先週のあろはちゃんルームも一応コンセプトルームではありましたが、色々なものが配置されていたせいか、そこまで強烈な感覚はありませんでした。どちらかというとハワイアンな部屋のような雰囲気です。

さて、かなりこだわった部屋でしたが、不満点もありました。最大の問題は、グッズを整理するスペースが足りなかったことです。机は2種類用意されていますが、通常の机のほうは飾り物が多く、さらにノートや愛染用のタブレット(イメージ)が置かれていて、整理には向いていませんでした。部屋の中央に丸い机もありますが、わりと小さい。しかも旅館の説明などが入ったファイルホルダーが置かれており、かなり不便でした。一応、余計なものをテレビ台などに移動して何とかスペースを作りましたが、部屋自体にはまだ空間があるので、もう少し大きな机を用意したほうが良いかもしれません。

たぶん専用部屋にこだわりすぎて、宿泊客への利便性への配慮が少し足りなかったのかもしれません。

2食付きのプランでしたが、この旅館の料理は一応和食ながら少しこだわりがあるようです。朝食ではまさか馬肉うどんまで用意されるとは思いませんでした。ただ、美味しかったしボリュームもちょうど良く、個人的には満足です。

一番驚いたのは、旅館のスタッフなのか地元の方なのかはよく分かりませんが、食事中に真田幸村のコスプレをしたおじさんが挨拶に回っていたこと。唐突なサプライズではありますが、温かみもあり、雑談もできて、これはこれで悪くありません。ただ、すべてのお客に同じように挨拶しているとしたら、結構大変だろうなとも思いました。

なお、1階ではチェックイン後にウェルカムドリンク、朝には無料コーヒーが用意されています。

さて、ぽか活として何より重要なのが温泉です。この旅館の温泉分析書を読むと、源泉かけ流しと明記されていました。低張性アルカリ性高硫黄温泉、pH8.8、源泉は約50℃、浴槽は約40℃です。大浴場は5階と4階の間にあり、愛染ちゃんの部屋からそのまま歩いて行けます。なので温泉に入るのはわりと便利でした。浴場は朝晩で男女入れ替え制。夜も朝も入ったので両方楽しめました。どちらも基本的に露天風呂を利用しましたが、人が少なくて極楽でした。

ちなみに愛染ちゃんの部屋プランでは無料の飲み物を1本いただけますが、愛染ちゃんのサイダーはそれでした。

 

チェックアウト→上田に戻り→小海線

2日目、チェックアウト後に鎌原まんぢゅう将軍塚店でコーヒーをいただき、お姉さんと少し雑談してから、10時半の電車で上田まで戻りました。以前にもあったかは覚えていませんが、別所温泉駅名物の、袴を着用した「観光駅長」(大学生)の送迎も目撃しました。

なるほど、別所愛染の袴駅員バージョンの由来はこれか、と分かる瞬間でした。

そのまま帰るのもつまらないので、長い間乗りたかった小海線に挑戦することに。事前に時刻表を調べ、11時半頃のあさまで佐久平駅へ行き、12時15分の小海線で小淵沢駅を目指しました。

途中、まさか佐久平駅で北斗の拳のジャギの銅像に出くわすとは。予想外すぎて唖然としました。後で調べると、武論尊氏の出身が佐久平付近だからだそうです。

小海線の駅メモ新駅埋め自体は無事に遂行しましたが、まさか事前の懸念通り遅延。しかも終点小淵沢駅まであと3駅ほどの清里駅で止まりました。理由は単線区間で、対向列車の到着が遅れたためとのこと。

事前に予約していたあずさは14時半発。この小海線は14時24分小淵沢着予定で、6分あれば行けると考えていました。2週間前の小野川トークイベントの経験もあり、出発前に遅延の心配はしていましたが、キャッシュレス30%オフが無駄になるのも惜しく、とりあえず様子を見ることに。結果、本当に遅延するとは、運がないものです。

そのまま後続のあずさに変更しましたが、まさか元々予約していたあずさ自体も遅延していたという。つまり変更する必要はなかったのです…!

実際、小淵沢駅でトイレを済ませてもギリギリ間に合うレベルでした。本当に、なぜあんな愚かな判断をしたのか…。

まあ、本当に、旅の乗り換えは15分以上確保しないと駄目だゾ。

 

(了)