かりんちゃんの随心日誌

随筆、旅行の話、温泉むすめの話、香港の話、言いたい放題

いわきであろはーの旅 Chapter Two

金刀比羅神社

事前の調査で、この辺りには温泉神社以外に、いわきの金刀比羅神社が鎮座しているとわかったので、まだチェックインには早いこともあり、徒歩で向かいました。途中で湯本の街を歩いて視察してみましたが、やはり無機質な建物が多く、どこか寂しげな印象。いわきあろはちゃんはハワイアンな雰囲気ですが、街自体にはそうした空気はほとんどなく、場所によっては退廃的にすら感じられました。

そんな中、20分ほど歩いて金刀比羅神社に到着。階段を上って小さな丘に出ると、いかにも歴史を感じさせる神社が二社、目の前にあります。さらに奥の鳥居をくぐると、より厳かな雰囲気の社が現れました。とりあえず参拝し、去年琴平でいただいた金刀比羅宮総本山の御朱印帳に御朱印を拝受。時期的に建国記念の日に近かったからか、建国記念の日バージョンの御朱印をいただけました。

 

旅館こいと

その後、徒歩で駅前へ戻り、そのまま旅館こいとへ向かいました。駅前周辺もやはりどこか静かで、活気はあまり感じられません。ただ、マラソン参加者らしき人の姿がちらほら見えました。

チェックイン時に「あろはちゃんルームです」と伝えると、若旦那さんが現れて対応。部屋番号は固定の311。ルームナンバーを見て「あれ?」と思いましたが、あえてこの数字だからこそ温泉むすめの部屋として使われているのだろうと納得しました。ちなみに鍵には特製アクキーが付いてきます。

御泉印はフロント対応で、スタンプラリーの賞品(ステッカー)もチェックイン時に受け取りました。その後、あろはちゃんルームへ。

部屋自体は普通の和室ですが、パネルのほか、さまざまなポスター、展示用の衣装、装飾が施され、いわきあろはちゃんだけでなく他の温泉むすめのグッズも点在。奥には飯坂の法被もありました。展示用衣装以外はコスト的にはそこまで高くないかもしれませんが、できる限りハワイアンな雰囲気に仕上げられています。トイレはやや昭和感があり、建物自体はそれなりの年代物と思われます。

荷物を下ろし、スマホを充電しつつグッズを少し確認。その後、館内の様子を兼ねて1階の売店へ向かいました。

訪問時のグッズはアクスタ2種類とクリアファイルのみ。予算的にすべては難しかったため、インパクトのあるデカ湯上がりあろはちゃんのみ購入し、パネルを撮影しました。いわき湯本ではスクナヒコのほか、特殊キャラクター・潤目アリアのパネルも設置されています。さらに、いわきあろはちゃんのこいとバージョンのパネルが2種類あり、部屋設置分と売店設置分で表情が異なります。

あろはちゃんルームには宿泊証明書はなく、特典も旅館バーでの無料ドリンク1本のみ。そのドリンクをいただいた際、女将さんと20分ほど雑談する機会がありました。せっかく専用部屋があるのに宿泊証明書がないのはもったいないと伝えたところ、女将さんは宿泊証明書の存在自体をあまりご存じなかった様子。他館の例を見せると「作ります」とかなり力強く答えてくださったので、少し期待できそうです。それ以外にも、自分のことやいわき湯本のことなど、さまざまな話をしました。思いのほか親交が深まり、個人的にはかなり満足です。

温泉は源泉かけ流し、加水なし・加温なし・循環ろ過なしと強くアピールされています。長い“ゲーミング回廊”のような通路を抜けると脱衣所と大浴場へ。大浴場には内湯と露天風呂があり、内湯は「温め」と「熱い」の2種類。「熱い」は足で試しただけで身体が拒絶し、結局入りませんでした。福島県の温泉は熱いと言われる理由を、身をもって実感しました。

おそらく「熱い」ほうが本来の湯なのでしょうが、自分は露天風呂のほうが好みなので、夜も朝も露天のみ利用。どちらも入浴時は無人で、源泉かけ流しをゆったり堪能できました。やはりほのかに硫黄の匂いがします。

あろはちゃんルームには夕食は付いていません。館内を見渡すと、食事スペースは1階のバーのみで、朝食(和食)もそこで提供されます。おそらく夕食付きプラン自体がほとんどないのではないかと推測。実際、夕食から戻った際もバーの利用客は少なく、その推測は大きく外れていないように思えました。

 

雨情の宿新つた

旅館で一息ついた後、再びいわきあろはちゃんのパネルを撮影するために外出しました。ちょうどチェックイン時間帯でもあり、他の旅館も通常営業しているだろうと考え、回ってみました。

まずはこちら。竜王戦のパネルが設置されているとのことで、スタッフの案内に従い、エレベーターで2階へ上がり、さらに奥へ進むと設置場所がありました。

缶バッジが販売されていると事前に調べていましたが、売店にはそれらしきものが見当たりません。フロントの方々は忙しそうだったため、邪魔にならないよう早めに離脱しました。

 

吹の湯旅館

こちらは入ってすぐ、売店の近くにいわきあろはちゃんのパネルが目に入ります。そのままスタッフに撮影とグッズ購入を申し出ると、売店へ案内されました。

吹の湯旅館バージョンのアクスタとアクキーが販売されています。個人的にアクキーは用途があまりないため、アクスタ1個のみ購入し、パネルを撮影して離脱しました。

 

古滝屋

実は旅館こいとの隣にあります。SNSで調べると何かありそうでしたが実態がよくわからず、時間にも余裕があったので勇気を出して訪問しました。

すると、探し回っていたいわきあろはちゃんの缶バッジがここで販売されていました。まさか温泉むすめの定番とも言える缶バッジがあまり出回っていないとは…。そういえば他の場所でもあまり見かけなかったことを思い出しました。奉納用を含めて3個購入。

祭壇があり、グッズの奉納もできるはずですが、訪問時はなぜか祭壇が見当たらず、スタッフも状況を把握していない様子。ただ、奉納自体は可能とのことだったので、そのままサワチャの缶バッジを奉納しました。

 

kyoten 裏湯本

旅館に夕食が付いていないため、晩ご飯は自分で探す必要があります。そこで目を付けたのが、いわき湯本で地元に愛されているこのグリルの店。実際はバーですが、Googleマップを見るとパスタやご飯物が充実しており、コーヒーも有名とのことで、気になって訪問しました。

SNSを見る限り、温泉むすめの話題はそれほど多くなく、むしろいわきFCやサポーター関連の投稿が中心。温泉むすめは「おまけ」扱いかもしれないと思い、バーという業態もあってやや入りづらい印象がありました(実際、ぽかさんの利用はあるものの、それほど多くはないようです)。

カウンター席のみの小さな店で、満席だと厳しいと思い、16時40分ごろに訪問。開店直後なら入りやすいとの読みでしたが、これは正解でした。滞在中、利用客は自分ひとり。結果的にマスターとじっくり話すことができました。

入りづらいという先入観は、ここでも覆されました。「温泉むすめとコラボする事業者は優しい」という、いわば“タキオン定理”がまた証明された形です。マスターはとても気さくで、自分を見るなり「お?ぽかさん!」と歓迎してくれました。

コーヒーとカレーピラフを注文し、その間はさまざまな話題で雑談。最初は温泉むすめの話から始まり、香港人が珍しいということでいろいろ質問され、その後は自然といわき湯本の観光事情へ。マスターの悩みも率直に聞かせてもらいました。

とてもフランクで話しやすい方。だからこそ地元に愛されているのだろうと感じました。

バーでコーヒーを出す理由を聞くと、以前はランチ営業もしていたとのこと。現在も夕方以降にコーヒーを提供し続けているのは、「お酒の後のコーヒー」が人気だからだそうです。自分はお酒を飲まないので実感はありませんが、確かに需要はあるのでしょう。カレーピラフは味が濃く、やや辛めで美味しかった。

ちなみに看板猫もいました。

温泉むすめ関連グッズは缶バッジとアクスタのみ。さらにマスターから、店のフォントを使った特製ステッカー4種類もいただきました。

食事を終えるころ、常連らしきお客さんが来店。直感的にそろそろ退くべきタイミングと判断し、会計を済ませてマスターと別れました。

今回訪問して本当に良かったと思えた場所、その2です。

 

秋保温泉に寄り道をして帰宅

いわきでのぽか活は土曜日で全部済ませたので、次の日は旅館の朝ごはんを終えたらのんびりチェックアウトし、駅前を目指しました。ここで仙台を目指す予定でしたが、前日に色々と調べたところ、いわき湯本から仙台まではSuicaがそのまま利用できないことを知り、えきねっとで在来線の切符を購入しました。理由は首都圏エリアと仙台エリアの跨ぎはNGという、同じ東日本でもエリア跨ぎ問題があるのは正直予想外でした。

ちなみに浪江駅までは首都圏エリア扱いのようです。

ともあれ、そのまま予約した特急で仙台を目指しました。勿論、新駅を埋めるためにずっと駅メモをやっています。とりあえず常磐線を全部埋めたのはいいけど、レーダーからでも丸森駅には届かなかったので、いつかは阿武隈急行に乗るしかない羽目に…。

そのまま予定通り仙山線で愛子駅まで行き、バスで秋保温泉を目指しました。滞在可能時間は40分程度でしたが、バスが遅れて結局30分しかなく、秋保・里センターで少し回ったら残り20分のみで、入浴は叶わないことに…。

実は本来のスケジュールでは1時間ほどを見積もっていましたが、先々週に再度確認したところ、そのスケジュールでは仙台での乗り換えが2分しかありませんでした。2分で特急から東北本線に乗り換えるのは到底無理な話でした(仙台駅は広いし、なにより一回切符で外に出ないといけない)。予約した新幹線はその甘い見積もりの産物でしたので、三連休の最終日ということもあり、もちろんあとの便は全部満員。行かないことも考えましたが、その場合は逆に3時間あって仙台で何をしろという問題が出てきます。なので、行くしかなかった。

秋保温泉の顕現地は秋保・里センターと他に1箇所のみですが、パネルは同じで、グッズも御泉印だけです。交流はまず叶わないので、今回を見送ったらいつ訪問するか本当にわからないため、強行しました。

その後は急行バスで仙台駅に戻り、鯛きちで名物のずんだ鯛焼きを購入し、そのまま予約した新幹線で帰宅しました。

 

(了)