かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

フェミニストの偽善

最近温泉むすめが再び話題となってる、どうやらフェミニストたちに目付けられたらしい。こういう騒ぎ自体は日本ではどうやら珍しくないからなんとも思えないが、同時にNHKニュースウイグルの女性が拷問された記事が流され、そして彭帥氏のニュースも目に入ったことで、フェミニストの偽善っぷりに強い嫌悪感を感じる。

香港では嫌という程見ましたよ、普段では綺麗な言葉ばかり述べて、自分がどれほど人権だろうか平等だろうか訴えて守る、まるで聖人君子のような人間が、いざっというときでは別人になってしまう。あるいは突然姿をくらます。香港の金持ちや有権者では口だけが美しい言葉がたくさん出てくるが、2年前のデモでは一言も喋れなかった。あるいは事後で中国共産党や政権の奴隷となり、逆に言論弾圧に加担した。そういうダブルスタンダードの人間、この2年間では本当にたくさん目撃した。結局、こういうやつはただの金の亡者、権力者の傀儡という現実をつけられ、リベラルや人権団体を一切信用しなくなった。

そういう影響を受け、今では人権とか権利とか守ると言いながら実際建設的なこと一つもしてない人には特に嫌い。

 

女性の権利を大切にし、守るというならば、ウイグルの女性があれほどひどい仕打ちを受けたことに一言も言わないのはおかしい。彭帥氏の突然な失踪、大坂なおみ氏ですら声を発したのに、日本のフェミニスト共は害があるかどうかすら疑問であるただのイラストにあれこれいう。本当に助けがいる人、関心すべき問題、批判すべきものをそっちのけで、どうでもいいことで騒ぎ出す、偽善者でなくてなんだろう。

まして、その温泉むすめは5年前からすでに存在していた企画。今更文句を言うのもおかしい。まず、これまで温泉むすめが原因で問題を引き起こしたことはあるだろうか。フェミニストがピーピーうるさいするまでは、知る人ぞ知る企画であり、一部の地方温泉ではこの企画のお陰で存続できたんだろう。そんなに「むすめ」が気に入らないであれば、まず温泉スポットにもっといい企画を考えるべきでは。「温泉イケメン」だろうか「温泉ショタ」だろうか、そっちに力を入れるほうがよほど有意義。

中国語では「怕悪欺善(悪をおそれて善をあざむく)」という言葉がある。香港で出会った偽善的な人権団体は大抵これに当てはまる。結局いわゆる「人権団体」は大抵中国共産党の手先だった。日本で自称人権派やフェミニストは、果たしてなんだろうか。

勿論、自分の意志を貫かない人にも非がある。そうやってなんでもまず面倒くさいことを回避する姿勢は、かえて偽善者が跋扈する。今の日本は魂がない侍のようだ、このままでは本当の敵が来る前にすでに満身創痍になってしまう。