かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

中国のゲーム規制などは決して「自害」ではない。

最近中国がゲームやエンタメの規制のニュースは日本でも伝われている。これはどういうことなのかと疑問を持っている方も多いだろうけど、たぶんそういう人はまだ中共の行動原理がわからないからと思いますね。

この前では香港の掲示板で、親中新聞の編集だった人の説明を読みました。たぶん彼の説明は正しいだろう。このような自害みたいな行為は決して面子とかではなく、キンペー一人のやりたい放題でもない。中共がこんなことをするのは、結局ズバリ、政権崩壊を恐れているからです。

 

少なくとも5点、は中共の高層でも認識している:

  1. 米中関係はもはや修復できない
  2. 中共の「共産」価値観と世界の価値観は決戦の段階まで来ている
  3. 欧米の包囲網による危機
  4. 中国はこれから経済が衰える、社会問題は次々と出てくる
  5. 政権崩壊の阻止

と彼は分析し、その解決方法は「鎖国」のみである。

 

要は、中国内部の価値観と意識を共産主義に戻り、欧米の影響を断ち切ること。そして経済の問題はまず人口が一番多い労働層を安定させるのが先決であり、中産階級が標的となった。自由やエンタメの制限、マスコミの規制なども、中共の影響力を保つことである。

欧米の民主は政権崩壊を及ぼしかねないから絶対はしないから、欧米の影響を追い出し、不必要な支出を抑え、欧米の包囲網に耐えるのが中共の算段です。なので、ゲームやエンタメは「害」と呼ぶのも、これが理由です。

これまで中国は自分の影響力を過大評価したが、結局様々な拡張では欧米の敵対を招いた。このままでは政権崩壊だから、鎖国の路に戻り、中国内部の欧米価値観を排除することになった。

だから、まだ中国市場に夢を見るのがそろそろ目覚めるほうが良い。こういう独裁政権が存続している限り、中国市場は瞬く幻に化ける。中共は自らの政権の安定のためなら、どんなことでもする。常識で理解するのは無理だ。

 

日本は、まだ危機意識が足りない。