レビューバージョン:PS4 Pro
FPSというジャンルでは、最近ではマルチプレイの面白さが決定的だった。シングルプレイのキャンペーンモードはエンジンのショーケースか、あるいはおまけという扱いが多く、あまり重要視とされてない。
しかし、この『タイタンフォール2』がなぜ好評なのか、シングルプレイの出来が間違いなく原因の一つであろう。登場人物こそ少なく、流れも実にそこまで複雑ではないが、シングルプレイは見事に主人公とロボットの関係を描きました。序盤から終盤までも、人とロボットの連携、関係、離合を重点的にフォーカスする。ゆえに終盤の展開ではグッとくるシーンも多く、エンディングでは主人公を共感できる。シンプルだが物語の展開は非常的に良く、キャラクターの描写もいいし、FPSのストーリーにしてはここ数年、一番かもしれない。
何よりシングルプレイでは舞台や展開、グラフィックなどは決して手抜きではなく、印象的なシーンも多い。確かに序盤では壁走り、ジャンプなどアスレチックなステージが多いが、中盤以降では戦闘が多くて、仲間と共闘などのシーンもあってとても良かった。熱いロボットバトル、そしてテンポよく展開。自分のようなガンダム、ロボットオタクでは、こういうシチュエーションはずっとやりたかった。
自分はFPSのことそこまでファンではないが、このゲームのキャンペーンは、ここ数年FPSの中でも傑作と考えてもいいなのでは。
グラフィックはもちろん非常的に素晴らしく、Proのお陰で1080p60fpsを楽しめる。アクションでも爽快で気持ちいい、久しぶりにFPSでもゲームに夢中になった出来だった。本当に、ここまで出来が良く、気持ちよくFPSアクションは正直最近では珍しい。たとえFPS初心者でも楽しめると思いますよ(むしろロボットの操作は多少慣れが必要だった)。
このゲームは間違いなく傑作である。遺憾としては発売タイミングが悪すぎだ。
THE GOOD
+爽快でスピーディー、気持ちいいアクション
+ここ数年で一番面白いキャンペーンかもしれません
+圧倒的なグラフィック
THE BAD
-キャンペーン序盤ではアスレチック仕掛けの多さ
ゲーム内容:EXCELLENT システム:EXCELLENT グラフィック&演出:EXCELLENT サウンド:EXCELLENT
EXCELLENT