うーぱぱうぱぱうーぱうぱぱー
レビューバージョン:PS4
正直なぜFT(『初音ミク Project DIVA Future Tone』)が先に配信されたんだろうか。あのボリュームにあのグラフィックを体験した後に、本作はどうもイマイチ満足できません。方向が違うと言われても、本作はなにが良いか正直さっぱりわかりませんね。ミクさんとの申し訳ない程度のコミュニケーションは、果たしてそんなにすごいか、微妙である。
曲のチョイスはイマイチなのは別として、このシステムやライブをやるにはやはり数が足りない。正直モジュールがこれほど揃っても、曲の数がこれだけしかないとは、結局モジュールコンプするために同じ曲を作業のように繰り返し、繰り返し…。さらにドロップはランダムなので、狙ってるモジュールなかなか来ないという苦痛は、本当にいらいらさせる。ほかのレアモジュールはともかく、曲専用モジュールですらなかなかドロップしないからです。例えば「愛Dee」のモジュールは、何十回やり直しても、無関係なモジュールばかりドロップする。しかも特定モジュールをセットして「新モジュールドロップ」スキルを発動しないと、すでにドロップしたモジュールが出てくる可能性が高いから、非常的に鬱陶しい。このドロップシステムはなにが良いか、正直嫌がらせとしか考えられない。ひたすらに運と戦う作業ゲームは面白いか?
しかも選曲ではミクさんの曲ばかりで、ほかのキャラクターは1、2曲しか収録されてない。今回では5種類のエレメントが用意されるが、それを全部対応したのはミクさんの曲だけで、ほかのキャラクターはほとんど1、2つエレメントしかない。モジュールドロップベースのこのシステムに、曲すら全部フォローしてないのはどうかしてる。結局モジュール揃うには、ほかのキャラクターもミクさんの曲で踊るしか無いが、声はミクさんままだから、どうしても違和感。
今回ではライブみたいなものになったので、専用PVはほとんどない。ダンスモーションがどれほどすごくても、やはりFやF2のPVと比べると、なんかいまいち物足りない。ほとんどの曲もその場で踊るだけだから、なんというか…似たようなイメージばかりで、すごくアレです。もっとも、こんなPVではFTに移植できないだろうと考えると、さらに落ち込む。
ライブクエストやストーリーが用意されたのは良いが、話自体は正直ちょっと薄っぺらい。こんな適当すぎる話なら別にやらなくてもいいと思います。なにせフルプライスですから、8000円払ってこんなどうでもいいやり取りを見るのは痛すぎる。
グラフィックについてはくっきりになってるが、本当にVita版そのままHD化するだけです。60fpsとHD化になっただけで、クォリティはVita版と変わらないのです。FTのひらひら髪と服を体験した後に、こんなのどうしても満足できません。明らかに手抜き仕事。Vita版と同発だったら別に構いませんが、数ヶ月遅れてこんなクォリティとは、ガッカリというかあまりにも酷すぎます。
まあ何度も言うがFTが偉大すぎて、あまりにもすごすぎてXHDの存在意味は本当に疑問符。FTのような本当にPS4でしかできないクォリティを体験した後に、システムを含めて何もかも前世代の本作では、黒歴史になるだろう。
THE GOOD
+「愛の詩」が収録されてる
THE BAD
-FTと比べるとあらゆることも不足である
-モジュールドロップシステム
ゲーム内容:STANDARD システム:POOR グラフィック&演出:POOR サウンド:GREAT
POOR