かりんちゃんの随心日誌

随筆、旅の話、ゲームの話、香港の話、言いたい放題

トロピコ5

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プレジデンテバンザイ

街づくりゲームは昔では『シムシティ』などがありましたが、最近ではなかなか家庭用機に来てません。そもそも最近ではシミュレーションのゲームは少なくなった、理由は様々あるんだが、別に面白くないわけではない。「トロピコ」シリーズは数少ない家庭用に移植されたシミュレーション系ゲームだけど、今まではPSに登場しなかった。ゆえに、いきなりナンバリングの5を見て、「何このわけわからん洋ゲー」と考えてる人はたくさんいるだろう。ただしご心配なく、街づくり系はRPGと違って、別に過去作とかやらなくてもいいのです。自分でも今回で初めてこのシリーズをデビューしたが、すっかりにはまってしまった。とりあえず、『シムシティ』などの街づくりゲームが好きですか?好きならば、実は下の長文を見なくても、評価は一つだけですー「このゲームは買い!」

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ここはレビューなので、ゲームの紹介は行いませんが、どういうゲームというと、簡単にいえばシムシティ+シヴィライゼーション。単純に街を発展するゲームではなく、技術や他国との関係や政治などの話も考えないといけない。また、金の稼ぐ方法は主は交易などの手段のみ、ゆえにシムシティのように無差別に発展することは厳禁です。しかしやはりシムシティと同じ、様々な施設で国を発展していく。やることが多くて大変ですが、中ではいろんなことを勉強できるゲーム。住民の要求や幸福度から、他国の侵略や反体制派の反乱まで、街を発展しながらそれぞれしっかりに対応しなければならない。また民主や自由に夢を見るあなた、選挙の厳しさをこのゲームではしっかりに体験できます。限られた金で、幸福度や支持を得るために様々な要求を対応しなければならない。さらに賄賂やエグい手段も。民の暴動に対し、いつも「天安門事件」とか批判してるあなた、このゲームではまさか「天安門事件」をたくさん繰り返すなのでは?あるいみ、あなたの”本当の性格”がしっかりに反映されるゲームですよ。シムシティだけどその上に政治や経営なども盛り込んだゲーム。

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なんか難しすぎじゃないかー?確かにいきなりこんなゲームをやると、やることの多さにびっくりにしまうが、ゲームではチュートリアルからキャンペーンまで、初心者がゲームルールを覚えるモードが用意されます。ストーリーであるキャンペーンは、実はあなたが覚えるべきことを目標と設定し、ミッションをクリアしたことでこの複雑なゲームを最低限ルールから覚えていく。個人的に、このキャンペーンは割りとよくバランス調整され、難易度もちょうどいい手応えで、なかなか達成感があります。また、ミッション一つクリアすることで、本当になんか覚えたに気がする。キャンペーンで失敗しても、失敗の原因を分析し、セーブをリロードして再度挑むといいでしょう。セーブは特に制限がないから、いろんなことを試行錯誤するといい。なかなか面倒くさいゲームですが、いつの間にか「あれ?もうこんな時間?」とハマってしまう。また、キャンペーン以外でも、ルールを自由に設定できるサンドボックスモードがある。ここでは金を無制限まで設定可能だから、心配ならここでやりたい放題するも。ただし、サンドボックスではフリーモードみたいな存在で、予め設定された目標やガイドはありません。

意外的に、ストーリーモードであるキャンペーンの話は、割りと作り込んでいたこと。街づくりだからキャンペーンやミッションはただのおまけと思いきゃ、フルボイスまで用意され、割とシリアスっぽい内容である。もちろんふざけな部分もあるけど、街の管理人として世界の危機を救うという話は、結構面白かった。ただ、エンディングは割りと大雑把で、実は2つの島を交代しながらシナリオを進行することが説明されてない点は、多少不親切である。

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このようなシミュレーションゲームは、家庭用では最も大変なのは操作ですが、PSではないが昔では家庭用ゲーム機に移植された経験があったからか、特に問題ありません、割りとやりやすいんです。おすすめ施設は×ではなく◯ボタンを押すなど、スクウェア・エニックスのローカライズミスがあったが、これはスクウェア・エニックスの問題であってゲームの問題では無い。マウスほど便利ではないが、ゲームを楽しむだけでは、特に問題はないはずです。むしろ、このゲームをやって、「ほかの街づくりもこの操作で移植できるじゃないか」と思ってしまう。

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今回の特徴といえば、4つの時代をフィーチャーした。植民地時代→世界大戦時代→冷戦時代→現代という流れて進化していく。それぞれの時代に適した世界観や政治要素が用意され、ゲームからある程度の歴史を勉強できます。とはいえ、技術や施設がロックされただけ以外に、その時代のイベントや特有なルールも用意して欲しかった。メイン目的や雰囲気はたしかに変わったけど。

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不満点といえば、実は他のことではなくセーブ管理とのこと。ちなみに他の人が報告したセーブできないバグは幸いまだ遭遇してないが、セーブ管理画面はかなり雑で、意外と面倒。またオートセーブすると必ずロード画面に切り替えるから、いきなりロード画面が出てきて、最初は何もわからなくてかなり困惑である。

発展が中盤以降に入ると、いつも食料不足でどうやっても解消できないなど、バグなのかどうか怪しい点もあるが、最も不満はセーブ管理ですね。

シリーズ特有なギャグが健在で、街づくりの魅力と、シヴィライゼーションの文明発展と、政治や外交などの独裁者の大変さを分かる作品。このようなゲームが好きならば、何時間も足りない夢中になる。特にこのゲームの音楽はなぜか癖になります、作業系BGMだからかな、割とツボです。自分が作った街がどんどん発展していく、そして自分の理想の国を目指すために必死に頑張るゲーム。そして自分が考えた「理想の国」は、なぜか反対する人がきっといる。街の人々の生活はほかのゲームよりも簡略化だが、住民一人一人はちゃんと個性が用意され、街で彼らの行動を見ることもできます。特にグラフィックはシムシティ系ではかなり上質なので、とりあえず『シムシティ』などの街づくりゲームが好きならば、評価は一つだけですー「このゲームは買い!」。

 

THE GOOD

+とりあえずめちゃハマる

+街づくり以外に政治、外交、経営や技術発展を楽しめる

+キャンペーンのバランスはグッド

+シリーズ特有なギャグが面白い

+グラフィックはそこそこ綺麗、家庭用だからPCのスペックとか考えなくても最大限を楽しめる

+操作のやりやすさに驚いた

 

THE BAD

-この時間泥棒め!

-セーブ画面と管理はわりと適当すぎる

-オートセーブの画面切り替えは割りとうざい

-反体制派の発生や暴動はたまに理解不可能

-キャンペーンのあとにサンドボックスモードはちょっと物足りないかも

ゲーム内容:EXCELLENT システム:GREAT グラフィック&演出:GREAT サウンド:GREAT

GREAT

トロピコ5

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