かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

ウォーキング・デッド

PS4 『The Walking Dead Season 1』

PS Vita 『英雄伝説 碧の軌跡 Evolution』

『The Walking Dead Season 1』

TelltaleのアドベンチャーゲームはPS3の『Back to The Future』で初めて体験したが、当時でも既に「低予算だが、日本の紙芝居よりも臨場感があり、ストーリーテリングとしては良く出来ている」と思った。本作はGOTYを取るほど高評価だったので、ずっと前から気になったのだが、遊ぶ機会がなかった。半年前PS4に移植されると噂が出てきて、そのときは既にPS4版を購入すると決心した。

『Back to The Future』とくらべて、相変わらずグラフィックは低予算だが、『Back to The Future』より良く出来ています。少なくとも違和感なく遊べるクォリティです。一部のグラフィックはPS4用に調整されたが、光などは割にPS4タイトルっぽいです。しかしやはりストーリーテリングは素晴らしかった。洋ゲーのシナリオはクソとか言ってる人は、これを買って遊んでほしい。EP3までクリアしたが、シナリオは間違いなく高水準です。キャラクターの感情などは良く出来ている、主人公の会話や行動によって展開が違うし、他キャラが主人公に対する対話・感情も変わる。このへんは日本のアドベンチャーゲームでも無理です。少なくとも「動かない美学」のは無理です。メインの展開は変わらないものの、キャラクターはちゃんと主人公を反応している、そして感情を見せる。そして時々にも、選択しないといけない場面と直面。あなたの選択によって、キャラの生死まで変わる。

EP3ではダックの探偵助手、そしてその後一連の流れは、まさにグッとした。その前とその後の対照があまり大きいため、その結末は余計に辛かった。このへんは、紙芝居だけでは、たぶんあまりインパクトがないと思う。ダック、そして彼の両親の心境変化は、やはり文字よりも、ちゃんと立体化で表現しないとダメと思う。

和サードのアドベンチャー屋は、別に『Heavy Rain』とかでなくとも、Telltaleを目指すべきと思う。