かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

チャイルド オブ ライト

光の少女の物語

一言に言えば上質な絵本。何を言うと雰囲気がとても素敵。『グランディアII』や昔のファイナルファンタジーのような戦闘システムで、かつて日本のRPGを、新しいスタイルでアレンジした作品。2000円だからと言って、このゲームはお値段以上のクォリティ。UBIはうまく2D横スクロールアクションとコマンドバトルRPGの素晴らしさを融合し、新たな冒険譚を作り出した。このゲームをクリアした瞬間、私は泣いてた。いいえ、こうも美しい、素敵なゲームが、こうもあっさりに終ったのことはとても切ないことです。ずっと続けてほしい、ずっとこのゲームをプレイしたい、というほどの感情。

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優しく悲しいメロディBGMと伴い、あなたは主人公と共にこの絵本のような世界観で冒険し始める。このゲームでは圧倒的なグラフィックはありませんが、幻想的な演出と背景は、逆にこのような2Dでしか表現できません。最初は「デザインは外人だな」と思った主人公とその仲間たちも、何となく好きになった。このゲームは子供で呼んだ童話の雰囲気なんです、そう思ってほしい。だから萌えなどは要りません、熱いのも要りません、小さいな姫が、父さんを救い、国を救い、世界を救いという冒険譚。シナリオの展開はかなり強引と思った部分もありますが、そこは逆にいい。このような世界観に合ってる。このゲームはまさに自分で動く童話、とても優雅で、とてもやさしい。最高にいい。

戦闘システムは、日本RPGのコマンドバトルのそのまま。外人が作ったものだからといって、ヌルいゲームではありません。敵味方が入り乱れて行動し、行動のタイミングを測って敵を妨害したり防御したり、この辺をよく真面目にやらないとすぐ詰むという難易度。敵のAIはよく嫌がらせやステータス異常を仕掛けてくるので、こちらもシステムをうまく利用しそれらを対処するが必要。面倒くさいに見えるが、戦闘システムは高評価だった『グランディアII』の戦闘に似てるので、よく遊べばこの戦闘システムは実に面白いと思うはずです。弱点などはよく効くので、しっかりに対処すれば、打開できない局面はありません。手応えがあってかなり楽しい面白い。残念といえば、戦闘に参加するのは二人だけ、戦闘中で交代はできるけど(むしろボス戦では必要)、やはりこの戦闘システムは3人ならもっと面白くなるなと思ってしまう。仲間はそれぞれ担当する役割はかなりはっきりにしてるから、2人までじゃちょっとやりづらい。一部のキャラは結局出番が殆ど無く、かなり残念ですね。

RPGだけど、武器や防具は用意されてません、が、宝石でキャラを強化することが出来ます。弱点攻撃や回避率アップなど、宝石はそれぞれ効果があるので、自由度はそれなり高い。習得できるスキルはキャラそれぞれ固定だが、ちゃんと強化すれば本当に強くなったと実感するのでグッド。もちろんこのシステムはもうちょっと発展すれば更に面白くなるが。

このゲーム最も気に入った部分はBGMです。特に戦闘BGMは近年珍しく高水準で印象に残る、通常戦闘BGMもボスBGMもハイクオリティでかっこいい。特にボス戦のBGMは緊張感が合って盛り上がる、聞くと思わずゲームの戦闘に集中しました。このゲームで改めてBGMはやはり重要だと実感した、クォリティによって戦闘のテンションは本当に違う。このゲームを数時間やっただけで、速攻サウンドトラックを調べて購入した。それほど素敵です。戦闘のBGMだけではなく、通常フィールドやシナリオ関連のBGMもハイクオリティです。本当に2000円とは思えないほど素晴らしい。

私は感動しました、そして泣いていた。2000円のゲームなのに、最近のフルプライスのRPGよりも高水準、そして面白い。確かに短いゲームでしたが(クリア時間は10時間ほど)、このゲームはずっと私の記憶に刻むだろう。ぜひ続編を出してほしい、本当に物足りない、とはわたしの素直の感想です。

THE GOOD

+雰囲気が最高、絵本のような世界観

+音楽はトップクラスのクォリティ、戦闘BGMはパーフェクト!

+戦闘システムはかなり戦略的

+どこでもいける自由自在

+全体的にお値段以上のクォリティ


THE BAD

ー短い、が、この値段なら仕方ないだろう

ゲーム内容:28/30 システム:30/30 グラフィック&演出:19/20 サウンド:10/10 ボーナス:10/10

97/100