かりんちゃんの随心遊戯日誌

ゲームの日記、たまに政治の話、香港の話

龍が如く 極

龍が如く 極
Yakuza KIWAMI

そこの桐生ちゃん、止まりなさい!

 

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1のリメイクであることで、内容的にそこまで期待できないことは多少覚悟はありました。現在の技術と言われても、シリーズのオリジナル作品なので、ボリュームや内容的にどうしようもないこともあって、そこは大目に見て評価します。

もっとも、現在の技術で1をリメイクすることであることで、今のグラフィックで当時の内容をもう一度体験することがメインであり、新要素は結局少ないことは残念でもあるが、仕方ないことでもある。しかし、追加されたいくつのものは、原作と整合性に矛盾を生む点は、そこはさすがに残念であった。

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そう、「どうでも真島」というシステムです。そもそも原作の1は堂島の龍スタイルだけなのに、なぜかリメイクではそのスタイルだけ弱体化されて、この「どうでも真島」を通じて強化するしかないこと。さらに何度真島と戦っても、堂島の龍スタイルは使いものにならないということ。結局クリアまでほぼ堂島の龍スタイルをまともに使ったことない。「堂島の龍」の強さを体験できなかったことに、誠に残念ですね。そして、このシステムで一番ダメなことは、邪魔です。

元々この「どうでも真島」システムは0のカツアゲくんそのものの強化版ではあるが、カツアゲくんは簡単に回避できるから特に苦痛はなかった。しかしこの「どうでも真島」はほとんど回避できないんです。一部のイベントは当然に発生し、そのまま戦うハメになる。真島さんは確かに面白いキャラクターではあるが、さすがに何度も何度も強制的に戦闘することは、とても苦痛である。遭遇はほとんどランダムで何が来るか全く予測できないことでもあり、ストーリーで死闘した後にすぐでも真島さんを歓迎しないといけないんです。まあ、真島さんと戦わないと堂島の龍スタイルは強くならないことは別にいいとして、ランクが高くほど真島さんの面倒臭さはレベルアップしていく。流石に何度も青、緑バーのボスを戦うことは嫌なんでしょう。しかし回避できない。サブクエストや他の目的に急ぐ場合、これは超絶イライラするシステムです。はっきりに言って、ゲームデザインとしては駄目なことです。

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さらに、「どうでも真島」と本筋のストーリーの整合性もいまいち。あれほど街の中で死闘したのに、バッティングセンターで「久しぶりにやのう桐生ちゃん」「やっとやりあえる」とかの台詞、どうも違和感を覚える。しかもそのあと刺されたのに、平気と「どうでも真島」。さすがに台詞ぐらいなんとかしなさいよ。そして桃源郷ではオリジナル作品の台詞の問題か、仕方なく変なイベントが追加された。しかし内容は本当にやっつけ仕事。結局真島さんというキャラクターが、この新システムのせいでガラッと変わってしまった。ほんとうに良いのか…?

また、オリジナルより追加されたイベントは補完でもあるが、どうでもいいお使いも増やした。さすがに犬の世話などは別にボリュームアップしなくても良いと思うが…。

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あとボス戦の演出は1のリメイクだから少ないのは残念だが、今回は硬い以上にイライラするボスが多い。超性能でスウェイするチンピラはさすがに…。まあそこまで難しくないけど、妙に作業感が…。一部のモーションはどう見ても0の追加回しですし…。バランスについては、やはり0のほうがよかったな、と思わず。ガチで熱かったボス戦は、正直12章と13章ラストぐらい。

リメイクなので、内容的に新要素があまりないから、いつも通りの龍の感じ。しかし寄り道やボリューム、さらにストーリーや他のいろいろなことを考えると、やはり0の素晴らしさを再認識できるゲーム。まあ、0があってこそこの極(1リメイク)があるわけで、仕方ないのも仕方ない。結局本番は6のわけで、本作は1の復習として考える方がいいでしょう。

 

THE GOOD

+1が綺麗になって帰ってきた

+安定したゲームプレイ

+リメイクから考えるそこそこ仕事してる

THE BAD

-どこでも真島

-バランス

-極ならばという要素があまりない

ゲーム内容:STANDARD システム:STANDARD グラフィック&演出:GREAT サウンド:GREAT

STANDARD