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かりんちゃんのPS4宅急便

PS4の情報を送ります!

バットマン:アーカムナイト

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バットモービル:ナイトフォール

RocksteadyはPS3で『バットマン アーカム・アサイラム』と『バットマン アーカム・シティ』、二つのバットマンの伝説を築き上げた後に、今回はいよいよPS4で新たな伝説を作ろうとしていた。キャラクターゲームなのにありえないほどのハイクォリティーとボリューム、さらにバットマンのあらゆることを生かした奇跡的な出来は、PS4の『バットマン:アーカム・ナイト』に引継ぐことはできるだろうか?

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まず、グラフィックと技術については、ぼくは間違いなく感服しました。バットマンファンは幸せなんだろう、この世ではキャラクターゲーム=クソゲーという定率があるが、バットマンのキャラクターゲームだけは別格だった。前作ではGOTYを取るほど素晴らしいゲームシステムは、『バットマン:アーカム・ナイト』は更に発揮される。まさに完成形だ。コンバット、ガジェット、そしてグラフィックとオープンワールドは、どれもPS4では最高峰のクォリティで、日本のキャッチコピー「PS4でしかできないこと全部やる」に相応しい。

戦闘の進化はガジェットコンボが増えただけではない。ステルスの新しい要素FEARテイクダウンは、ステルス状態で一気に数人をまとめてテイクダウンできる。ただ気持ちかっこいいだけではない、今まで受動的なステルスバトルを能動的なステルスアクションに変わったことに成功した。もちろん今まで通り攻略パターンは自由だが、選択肢が増えたことで過去作よりテンポ良くなったのは間違いない。

グラフィック面では、RocksteadyはPS4の性能をフル活用し、美しいゴッサムを立体的に再現した。さらに雨、羽やバットモービルによる高速運転や戦闘の爆発などの効果があっても、ゲームは安定して動作している。技術だけでは間違いなく『ウィッチャー3 ワイルドハント』より凄いだろう。これほど美しいオープンワールド世界は、たぶん『インファマス セカンドサン』以来と思います。誰だろうと、バットマンのファンではなくても、このゲームを触ると、間違いなくSHAREボタンを押しまくり、この世界に魅了される。

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さらにゲームプレイやボリュームについても前作に引き続き凄い完成度です。本編以外でもたくさんの寄り道が用意され、バットマンの仲間と共闘、スーパーヴィランとの対決を楽しめる。前作ではほとんどバットマンだけの話だが、今回は仲間がたくさん登場し、ロビン、ナイトウィングなどの仲間もある程度活躍している。もちろん使えるのはとても限定的だが、間違いなく前作より更に目立つでしょう。特に仲間とのコンビネーションコンボや様々なバトルアクションは、映画らしい戦闘を楽しめる。今回でわかること、バットマンは決して孤独ではない。

もはや頂点だろう…?と思いきゃ、Rocksteadyが今回ファンのために新たに用意したバットマンの相棒・「バットモービル」が、全てをぶち壊した。

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いいえ、バットモービルの完成度に関しては決して悪くない。ゴッサム・シティでバットモービルを駆けるバットマンの姿を楽しめるし、ゲームでもバットモービルを利用してバットマン映画のようなアクションリプレイを再現できました。本来、バットモービルはただの移動手段、あるいはおまけ要素として追加されたら特に文句はない。だがRocksteadyはどうやら全てのリソースをこの「おまけ」に投入しました。過剰な登場により操作強要のせいで、このファンが求めた要素がこのゲームの最大の汚点となってしまった。

最も致命なのは過多のバットモービル戦闘。まずは雑魚タンクとの戦闘は、単調で面白く無いのに本編ではそういう場面が非常的に多い。ああいうのは最初では爽快感があって、そこそこ楽しめたが、何度も何度も繰り返した。そして中盤で登場したCobra tanksは、気付かないうちに弱点を直撃しないと倒せない、またしても同じ敵と何度も何度も戦わないといけない。どう見てもシナリオ進行と無関係なのにやらないといけない。面白くない以上に面倒。車の鬼ごっこは楽しいか?ノーだ。

雑魚戦だけならそれはまだいいが、残念ながらシリーズで定評の多彩なボスバトルは、今回Rocksteadyは開発の努力とリソースを全部このバットモービルに積み込んだ。ああっ、前作ミスター・フリーズなどのようなボスバトルを期待してた?ありません!まず、本編のボスバトルは記憶の中では5、6回しかない。そしてほとんどアーカムナイトとの対決であった。そしてアーカムナイトとの対決はほとんどバットモービルでの戦闘でした。言い換えれば、ボス戦はほとんどバットモービルでの戦闘。まともなボスバトルはそもそも限られてる、そして大抵はちょっと強い雑魚に終わってしまい、正直そこら辺の雑魚戦と変わらない。そしてバットモービルのボスバトルではこの車の操作性がどれほど悪いかわかると思います。地底のボス戦では特に、ちょっとだけの運転ミスでほぼ即死間違いなし。確かに緊張感はめちゃあるけど、イライラ感はそれを更に上回る。

ちなみに最悪のボスバトルは2つあり、どれもバットモービルでアーカムナイトとの戦闘です。一つは「Cloudburst Tank」、もう一つは上に書いた地底戦「Excavator」。「Cloudburst Tank」は鬼ごっこだが、弱点は4箇所なので4回を攻撃しないといけない、そして一回攻撃したらまずは敵の追撃から逃げることが必要、しかし追撃はかなり鬱陶しいし、戦闘は街なのでビルなどの障害物がたくさん、視界や操作性などを含めて、ここもまたストレスマッハでした。

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そもそも1作目や2作目のヴィランとの対決はかなり作り込んだのに、今回はどれも雑魚化になってしまい、本当に残念。サブクエストのトゥーフェイスとの最終対決は、雑魚を掃除する間にいつの間に倒した(恐らく雑魚と思っていつの間にパンチしたんだろう)。もはやヴィランはどうでもいいなのか?PS4にならもっと派手なヴィラン戦を期待したのに...、これなら運転ゲームなんて最初から要らないんだよ。

しかもラスボスはただの演出に終わってしまい、ちっとも達成感がありません。映画らしい演出ではあるが、ゲームとして「やっとクリアした」という気持ちを感じない。なんかあっさりに終わったみたい。

バットモービル問題は戦闘だけではない、リドラーチャレンジは頭脳戦と期待したが、最初のやつはレースゲームだった。そして二つ目のやつはバットモービルをリモートコントロールしながら障害物コースだった。障害物コースはまあ謎解き要素もあるからそれは別にいいが(それでも操作性の悪さが目立つ)、レースゲームは本当に意味不明。リドラーさんいつの間にレース犯罪者になったんの?

別にバットモービルが嫌いじゃないが、やたらとでしゃばってくるのが逆にうざいと思ってる。特に今回ボス戦の劣化は、どう考えてもバットモービルが理由なので、とてもとても残念です。

ストーリーに関しては、アーカムナイトの正体などはまあバットマンならわかると思います。エンディングに関しては少々不満が内容に関してはまあまあ楽しめた。しかし、一つ事はどうしても気に入らない、それはバーバラの恋人はティム(三代目ロビン)であること。これは原作改変じゃないの?

過去作を見ると、Rocksteadyなら最高の最終章を仕上げると思ったが、まさかバットモービルのせいで残念な内容に終わってしまい、とてもがっかりです。バットモービル以外では正直個人的に楽しめた、間違いなく前作を超える面白さと思いますが…。少なくともこれほどクォリティが高いバットマンゲームは、恐らくもう二度と来ないと思うと、この結末はちょっと悲しい。

 

THE GOOD

+グラフィックが間違いなくPS4オープンワールドゲームでは最高峰のクォリティ

+ボリュームとシステム、どれも完成度が高い、前作の正統進化

+特に戦闘の進化は顕著、FEARを利用したマルチテイクダウンやガジェットなどを使うとグッと面白くなる

+バットマンを含め、仲間キャラクターは今回もたくさん登場するので、ファンには嬉しい出来

+寄り道は多彩

+演出が完璧、映画のようなバットマンを楽しめる

 

THE BAD

-バットモービル過剰な登場

-バットモービル強制操作、「ここはバットモービルがないとだめだ」のが多すぎる

-過多のバットモービル雑魚戦

-バットモービルの「Cloudburst Tank」ボス戦

-バットモービルの「Excavator」ボス戦

-そもそもバットモービルのボス戦が多すぎる

-バットモービルの操作性の悪さ

-バットモービルのせいで過去作のようなヴィランとの多彩なボス戦が無くなった

-一部のミッションはかなり単調

-ラスボスがただの演出

ゲーム内容:POOR システム:EXCELLENT グラフィック&演出:PERFECT サウンド:EXCELLENT

GREAT

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