スゴイブリード
同人系のシューティングゲームは珍しくない、場合によって商業のフルプライスシューティングゲームよりもクォリティが高いのもたくさんある。そして、この『アスタブリード』も、また商業のシューティングを遥かに超えたクォリティのタイトルであり、『CroixleurΣ』の続いて、日本インディーズの意地を見せたタイトルである。
シューティングゲームだけど、これまでの2Dシューティングと違い、たまにも立体感を楽しめる、かなりハイスピードのロボットアクションです。弾幕などよくあることは健在だけど、このタイトルではHPバーが用意されており、ダメージを受けてもHPがゼロでない限りゲームオーバーにならず、初心者でもそれなり楽しめる。特にPS4版の操作は調整されたので、非常的に遊びやすい。ただの射撃以外でも、マルチロックオンなども可能なので、一発で敵をたくさん攻撃、いわゆるマクロスのようなアクションは可能です。また、ほかのシューティングゲームと違い、こちらのロボットでは斬撃や必殺技なども使えるので、敵の弾を消すことも、敵をなぎ払うことも可能となり、シューティングだが実際本当にロボットものそのものなので、むしろロボット好きならば間違いなくハマるだろう。ゲーム全体はかなりハイスピードで、ノーダメージなどはかなり難しいが、割とサクサクてテンポよく、更に背景などでは様々な技術を盛り込んで、ここまで異常なハイクオリティは、恐らくフルプライスタイトルにもない。またしても物量さえあれば、商業タイトルは完全に負けてしまったと言える。
何よりすごいのはグラフィック自体は違和感があまりなく、ステージの進行によって背景や敵などが変化していく。豪華な演出に合わせて見事に基地や宇宙の雰囲気を出せた、５章のボスを見た瞬間思わずテンションが上がった。あるいみ理想的なロボットに近いかもしれない。
ゲームのボリュームは６話までで、１、２時間ぐらいではクリアできるボリュームです。もちろん様々な難易度は用意されておりますが、クリアだけではボリュームは少し残念かもしれません。ただ、この短いキャンペーンでは、高速ロボットアクションを思い存分を楽しめた、宇宙戦闘、艦隊戦、巨大ロボットとのバトルなど、ロボット好きなら間違いなく盛り上がるシーンが沢山があって、正直心の何処かが満たされた気分です。ストーリーはクリアだけでは話を理解できないので、開放された図鑑や人物事典を読まなきゃいけないのが少し残念、もっとわかりやすく解説すれば完璧だが、これもインディーズの限界かもしれないので理解できる。
正直日本のインディーズがここまでハイクォリティのタイトルを出せたことには驚いた。去年海外のPS4ロボットインディーズゲームをやったけど、そちらは操作が難しく、更にテンポも悪いためあまり気に入らないが、まさか日本でこういうすごいロボットゲームが出てくる。このような宝がPS4に移植されるのも、素晴らしいことなんだろう。
THE GOOD
＋ハイスピードロボットアクションを楽しめる
＋演出とサウンドエフェクトなどは素晴らしい
＋グラフィックもかなりハイクォリティ
＋操作が割と簡単で良好、思うままに動く
THE BAD
－ボリュームが少し短い
－４、５章から難易度が急激に上がる、バランスがやや微妙
－声優の演技
ゲーム内容：STANDARD システム：GREAT グラフィック＆演出：GREAT サウンド：GREAT
GREAT
