続編ではない。前作のアレンジバージョン
PS4で一番出来が良いと評価された『戦国無双4』の続編、もう一つの『戦国無双4』呼ばれた本作は、『戦国無双4』のクォリティと完成度の高さは確かに継承したが、追加要素があまり貧弱なため、フルプライスで買う価値があるかないかという疑問が残っている。
もちろん、『戦国無双4』未プレイの方、あるいは前作ではPS3版やPS Vita版でプレイした方に、この『戦国無双4-II』は価値があると思う。前作のレビューはそのまま今回でも適用するので、きっと満足すると思います。
しかし既存プレイヤーにとって、新規要素があまり酷すぎる。武将一人、そして無限城、追加された新マップはあるがたぶん5個もない。シナリオは武将視点だが、ほとんどは前作の焼き増しだけで、前作そのまま流用するステージが多い（ミッションまでそのまま）。小田原だろうか関ヶ原だろうか大阪の陣だろうか、本作では嫌ほどやらされます。真田幸村の死のイベントは確かに最初は感動したが、大阪の陣を何度もやると（しかもほぼ全員徳川陣営）で、もはやギャグにしか見えない…。「また死ぬか」という…。
井伊直政の章はまあ追加武将だからまだ新鮮感はあるが、ほかのは使いまわしばかりでした。『戦国無双4』をプレイした方には、正直本作をやる必要があまりないという、またしても小田原地獄の繰り返すだけですよ？
何よりシナリオは追加武将を重点的に描くため、武田信玄や上杉謙信などの活躍はまったく無い。その代わりに石田三成は嫌ほど出てきます、どう考えても無関係だろうとも出てきます。また、４で追加された新武将の活躍を考えると、被るステージが多すぎる。シナリオのバランスがとても悪い。
キャラクター、武器や軍馬などの育成は一新され、前作の熟練度が廃止され、兵法書を使えばキャラクターのスキルが開放されます。このへんは評価する。何より金はやっと使い道があった。ただ、兵法書集めはとても苦労だけど。
無限城は良くも悪くも無限城です。本作ではやる気さえあればエンドレスに続きます。正直個人的にこのような薄っぺらい繰り返す作業はあまり好きじゃないから、このモードは何の魅力も感じませんが、まあ好きな人にはたまらないだろう。
正直お勧めるかどうかはあなた次第です。『戦国無双4』未プレイだったらお勧める、プレイした方はおすすめしない。本当の意味で「もう一つの『戦国無双4』」だから、『戦国無双4』とあまり変わらない。むしろ史実をやりたい方は、前作のほうがいいと思います。どっちにしろ、続編と思って本作を購入すると、後悔すると思います。
THE GOOD
＋４の完成度は継承している、PS4の無双では最高クォリティ
＋一部のイベントは割りとツボる、例えば松永久秀の章のイベントはいいと思います
THE BAD
－新要素が貧弱、前作のアレンジバージョン
－そして一部のステージは前作使い回し
－被るステージが多すぎる
－一部の武将はほぼ活躍しない
－馬呼びでは馬が暴れて全然乗れない、４ではそんなこと無いので劣化
ゲーム内容：POOR システム：GREAT グラフィック＆演出：GREAT サウンド：GREAT
STANDARD
